「ごめん。怖がらせるつもりは無かった。ただ試着しとっただけなんよ…」
こんなつぶやきとともに、1枚の写真をツイッターに投稿した「アクト@マチアソビ1日目」さん(@AktFall)。そこに写っていたのは、懐かしの昭和メタルヒーロー「メタルダー」に背を向ける白い猫ちゃん! イカ耳になって、めちゃおびえているようですが・・・。4万超のいいねがついた話題の写真について、飼い主さんに聞きました。
「誰やお前!」「いきなりそんなかっこうで登場したらビビるよね笑」
そんな猫ちゃんの姿に「お猫様の怯え方に草www」「ガクブル」「猫の顔 すいません、声出して笑いました」「誰やお前!」「いきなりそんなかっこうで登場したらビビるよね笑」と爆笑する人たちが続出。また懐かしのヒーローの登場に「まさか令和にメタルダーを拝めるなんて」と感激する声も上がるなどたくさんのコメントが寄せられています。
多くの人たちをおびえる姿でくぎ付けにした猫ちゃんは、元保護猫のゆきはるくんといいます。1歳の男の子です。飼い主さんがメタルダー姿で近付いたところ、キャットタワーの上にいたゆきはるくんが怖がって背を向けたとか。そもそも、どうして飼い主さんがメタルダーに変身しちゃったのでしょう? 撮影時のことを、投稿した飼い主のアクトさんに聞いてみました。
イベントにコスプレで参加するため、試着していたところ…目が合ったら背を向けた猫
――メタルダー姿のアクトさんにゆきはるくんがとてもおびえていました・・・なぜ、メタルダーに“変身”?
「翌日、『マチ★アソビ』で使用するために試着していたところでした」
――「マチ★アソビ」というと、徳島市内で開催されたアニメやゲームの複合型イベントですね。コスプレで参加されるため、ゆきはるくんの目の前でメタルダー姿に?
「はい。試着中、気付いたらキャットタワーにいました。着替え終わって目が合ったらスッ…と背を向けて写真の状況でした」
――この後、どうなりました?
「しばらくカチコチでしたが、メタルダーが視界から消えると何事もなかったようにそのまま寝始めました」
――ゆきはるくんは、特撮アニメのヒーロー「グリッドマン」は怖がらなかったのに、今回のメタルダーにはおびえていたとか。
「素材は同じなので、恐らく形状的な問題と思われます。メタルダーのほうが鼻や口があるので人間の顔に近いから認識がエラーを起こしたのだと思います」
――確かにメタルダーは人間に近いフェイスで、ゆきはるくんもアクトさんなのか何者なのか判別不可能になって思わず混乱して背を向けたのかもしれないですね・・・(苦笑)。とはいえ、今回ゆきはるくんをビビらせたメタルダーの魅力について教えてください。
「メタルダーの魅力は作品内容に触れると長くなりますので、キャラクターに絞りますが・・・高密度に点灯箇所で敷き詰められた右半身。左右非対称でありながらシルエットは左右対象という絶妙さ。そして『争いを好まぬ僕に武器はない』のセリフ通り、専用武器を持たない精神性だと思います!」
メタルダー姿のアクトさんにおびえたゆきはるくん。実は、猫風邪をこじらせて弱っているところをアクトさんに保護された猫ちゃんだとか。またアクトさんは、年に1体程度のペースで全身鎧のようなものを自作して、コスイベントなどで着ているとのこと。過去作としてはアイアンマン、メタルダーなど。現在はグリッドマンを製作中。イベントに応じて衣装は使い分けているそうです。
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