高校選び…家からの「距離」も大事? 全体の25%は「親や先生に言われたから」「なんとなく」と回答

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最近の高校生は、通う学校をどのような基準で選んでいたのでしょうか。全国の高校生202人を対象に「現在通っている高校を選んだ理由」を聞いたところ、最も多かったのは「学校の偏差値」で、次いで「家からの距離」だったそうです。

2023年4月に兵庫県明石市に開校予定の高等学院「青楓館高等学院」が2022年4月にインターネットにて行った「高校生202人の高校選択や進路に関するアンケート」調査です。高校1年生47人、高校2年生118人、高校3年生37人からの回答を元に集計したといいます。

まず、「現在通っている高校を選んだ理由」を聞いたところ、「学校の偏差値」「家からの距離」「校風」といった回答が上位に並びました。偏差値と通学時間から学校の候補を選び、校風で決定する方法が多いことがうかがえたそうです。

その一方で、全体の25%が「親や先生に言われたから」「なんとなく」を選択しており、生徒本人で高校選択をしていない割合も判明。また、「カリキュラム」「部活」など学校での教育方針や授業内容を、学校選択の基準に考えている生徒は非常に少ないという点から、高校選択においては、生徒自身は教育内容について調べ判断しているケースは少ないことがうかがえたといいます。

次に、「高校生活のなかで身につけたいスキル」を聞いたところ、「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」「英語力」など、将来の仕事に繋がるスキルを学びたいと考える傾向がうかがえた一方で、「プログラミング・PC」を学びたいと答える割合は少なくなっていたそうです。

最後に、「高校卒業後の進路」については、82.7%の高校生が「大学進学」を希望。以下、「専門学校」(6.9%)、「就職」(6.4%)と続きました。

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調査を実施した同校は「主体的な学びを実現するためには、偏差値や校風以外にも、生徒の学びたいことを実現できる学校選択が不可欠です。学校にとっても、保護者世代だけでなく学生に向けて、魅力的な教育方針と、知識だけでないカリキュラムなど、生徒自身が将来を想像できる情報発信を行うことが、生徒の主体性を育てることにつながると、調査結果が明示していると考えられます」と述べています。

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