政府の「屋外では条件次第でマスクを外して過ごしても良い」という発表により、一般社会でのルールが少しずつ変わろうとしています。全国の20～40代の女性1005人にマスクについて調査をしたところ、7割以上の人が「屋外でマスクを外せる状況でもマスクを着用している」と回答しました。また、屋外でもマスクを着用している理由については、約8割の人が「新型コロナウイルス感染予防」と回答したそうです。
株式会社CREDEAが2022年8月に「屋外でのマスクを外す準備に関する調査」と題して実施した調査です。
同調査によると、「厚生労働省から、屋外でのマスクの着用に関する呼びかけがされていること」については、87.6％の人が「知っている」と回答。そこで、「現在、屋外においてマスクを外せる条件下にある場合、マスクを着用していますか」と聞いたところ、「常に着用している」（38.8%）と「着用していることが多い」（38.0%）を合わせると76.8％の人が「着用している」と回答した一方で、「着用はしていない」と回答した人はわずか5.5%でした。
また、マスクを「常に着用している」「着用していることが多い」と回答した人に「屋外でもマスクを着用している理由」を聞いたところ、「新型コロナウイルス感染予防」（82.1％）が最多に。以下、「周囲の雰囲気、状況的に外しづらい」（29.9%）、「着用しているほうがなんとなく落ち着く」（29.3%）と続いたほか、「肌荒れ」「ファッションの一部として楽しんでいる」（いずれも3.5％）といった回答も挙げられたそうです。
「屋外でもマスクを着用している理由」で、「肌荒れ」と回答した人に「マスクを着用していたい理由」を聞いたところ、「肌荒れを隠したい」（59.3％）、「メイクの手間が省ける」（51.9％）、「顔を見られたくない」（51.9％）、「毛穴の黒ずみ、ニキビなどが気になる」（44.4％）といった回答が上位に並びました。
また、マスク着用による悩みについて回答者からは「蒸れて肌荒れがするし、メガネが曇る。マスクにメイクがつく（20代公務員／和歌山県）」「蒸れるせいか、荒れやすい（30代専業主婦／福島県）」「肌荒れする（40代会社員／広島県）」「顔が痒くなり、赤くなる（40代会社員／千葉県）」「肌荒れが治らない（40代会社員／神奈川県）」といったコメントが寄せられたそうです。
続いて、「マスクを外すことに抵抗感はありましたか」と聞いたところ、「かなりあった」（29.3％）と「多少はあった」（44.1％）を合わせて73.4%の人が「抵抗感があった」と回答。また、「マスクを外して顔を出す際に最も気にすること」については、「肌荒れ」（36.1%）、「すっぴん」（34.5%）、「毛穴」（28.2%）、「口元、歯並び」（24.7%）などが挙げられたそうです。
最後に、「マスクを外すための準備をしていましたか」と聞いたところ、「以前と変わらないスキンケア」（46.8%）、「全く準備をしていなかった」（33.5%）と上位2つで8割を占める結果となりました。
また、「マスクを外して過ごすにあたって、どういった備えをしていましたか」と聞いたところ、「特に何もしていない」（44.8%）が最多に。次いで、「肌の潤いケア（クリーム、パックなど）」（22.8%）、「ムダ毛処理」（20.7%）、「肌の毛穴、角質ケア（ピーリングなど）」（19.9%）と続きました。
ちなみに、具体的なマスクを外す準備について回答者からは「入浴後のパック、寝る前の美容液、クリーム、リップバームの使用（20代無職／埼玉県）」「ニキビ治療、ホワイトニング、毛穴ケア（20代学生／神奈川県）」「乾燥シワが出やすいのでこまめに保湿クリームを塗っていた（30代パート・アルバイト／山形県）」「定期的にエステやお肌のスキンチェックをしてお肌の状態を知るようにしていた（30代専業主婦／大阪府）」「角質ピーリングと保湿（30代パート・アルバイト／東京都）」といったコメントが寄せられたそうです。
