「拒否柴じゃなく、拒否シベもいるよ」とつぶやき、あおとはな(@shibainuao_hana)さんがTwitterに投稿した動画が話題です。そこに映っていたのは、柴犬たちの得意技と言われる「拒否柴」ならぬ、「拒否シベ」を力強く発動したお散歩中のシベリアンハスキーの姿!
そしてその様子をそばで見つめているのは、日々のお散歩で楽しく「拒否柴」を発動する姿で人気の柴犬、あおちゃん。
「拒否シベちゃんかわいいし、その様子を見つめる柴ちゃんかわいいです」「少し拒否した後、素直に歩き始めるのが柴と違うところ」「柴犬は絶対に諦めない!」というリプライも殺到した、柴犬とハスキーの「拒否犬」の違いについて、飼い主さんにお話を聞きました。
拒否した後は、柴よりもマイルド!?
「柴『あ…おたくも?…ですよね…』」と、アテレコ風のリプライも寄せられたのは、2歳になる柴犬の女の子、あおちゃん。大雪の中でイヤイヤを発動したり、笑顔で寝そべるほっこり系の「拒否柴」姿でも話題の柴犬さんです。
「拒否柴」とは、お散歩中の柴犬たちが、帰宅を嫌がったり、進行方向に行きたくない時など、なんらかの理由がある時に、足を踏ん張ったり寝転んだりして、歩かなくなる様子のこと。もちろん今回のハスキー犬のように、柴犬以外の犬も「拒否犬」を発動します。
「踏ん張った割にちゃんと歩き始めるとこ最高にかわいい」というリプライに対して、「はい、柴よりもマイルドです(笑)」とツイートしていたあおとはなさんに、「拒否柴」と「拒否シベ(ハス)」についてお話を伺いました。
「拒否シベ」はめっちゃ力強い
ーー今回の動画はまだ雪が残る頃のものだったのですね。あおちゃんのそばでハスキー犬はなぜ「拒否シベ」を発動していたのでしょうか?
「2匹一緒にお散歩していたのですが、そっちには行かない!という意思表明でこうなりました(笑)」
ーー「拒否シベ」も「拒否柴」も理由は同じなんですね。こちらのハスキー犬はあおちゃんのお友だちですか?
「親戚の家のハスキーで、名前はリオ、約4歳のオスです。よくうちで預かっているのですが、うちにいる時はあおと2匹でゆったりしてますね」
ーーリオくんと一緒にお散歩する時のあおちゃんはいつもと違うのでしょうか?
「リオの方が足が早いので、少しあおが気を遣って合わせている感じがあります。なので、なるべくゆったり散歩するように心がけています」
ーー「チカラが全然違う!」というリプライも寄せられていましたが、やはり「拒否柴」と「拒否シベ」の力強さは違いますか?
「はい。『拒否シベ』は、めっちゃ強いです!!(笑)」
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しつけやトレーニングの問題と思われがちな「拒否犬」ですが、それぞれの犬の性質や体力、また、天候や進行方向に何らかの問題があるなど、犬たちが歩かなくなる理由はいろいろです。とくに全犬種の中でもっとも「オオカミ」に近い遺伝子を持つと言われる「柴犬」は、集中力よりも判断力に優れており、長時間のお散歩やトレーニングに飽きてしまうため、「拒否柴」を発動するのでは…という説もあるそうです。
そんな「拒否柴」のプロ、あおちゃんも見守っていたハスキー犬、リオくんの「拒否シベ」。柴犬よりもはるかに力強く踏ん張っていたものの、すぐに素直に歩き出すところが可愛いですね。