漫画家、千葉朝日さんが自身のTwitter(@asahic_)で公開した漫画「父の言語センス」に共感や驚きの声が広がっています。
千葉さんが自身の父親の口の悪さについて吐露した実録漫画。千葉さんに仕事が舞い込むと「お前それ騙されてるんじゃねえか?」。テレビCMに登場する女性には「ブスなババアだな」。テレビに映ったおいしそうな料理には「こーんな高いメシ食いたくねえわ」。
こんな父親に対し千葉さんは「私は父のこと、嫌いではありません。口は悪いけど家族を大事に思い守りたい思いが伝わるので」としつつも、「けど!それとこれとは!別!」と怒りを露わにします。
読者から「うちの家族も!」「わかる!」の声続々
千葉さんに話を聞きました。
──実話ですか。
「全て一字一句実話です。言っても直らないため、黙って耐えていることが多かったですが、あまりに腹が立ったときは感情的になり、けんかしてしまうこともありました」
──対処法は。
「ムカムカした気持ちを抑えてその場を離れ、好きな音楽を聴いてごまかしていました」
──現在、お父様との関係は。
「私は現在、地元から少し離れた場所で暮らしています。地元の病院に月に一度通っているため、その時に顔は出しますが、あまり話をしないですし、顔だけ見て『おう』『うん』みたいな距離感です。実家を離れたところストレスが激減し、こんなに負担になっていたのか…と改めて思います」
──作品への「いいね」が1.7万を超えました。
「そもそも友人に説明して理解してもらうために描いた漫画だったので、多くの方にいいねをいただき『うちの家族もそう!』『わかる!』という反応をたくさんいただいて『え!うちだけじゃなかったんだ!』と驚きました」
千葉さんは最後に、ご自身と同じような境遇の人たちに向けてこんなメッセージを寄せてくれました。
「ご家族から簡単に離れられないご事情の方も多いと思いますが、できる範囲でご自分の心を守っていただけたらいいなと思います」(千葉朝日さん)