漫画家の松本ひで吉（@hidekiccan）さんが、ツイッターに発表した「犬と猫どっちも飼ってると、保湿でけっこう楽しい」が話題になっています。保湿がからむ犬と猫はどっちも可愛いのですが、なぜかギリシャ神話のマイダス王の気持ちもわかってしまいます…なぜ！？
漫画「犬と猫どっちも飼ってると、保湿でけっこう楽しい」
漫画の１枚目は犬くんの保湿のお話。お腹が乾燥して痒そうな犬くんを見て、オリーブオイルを塗ってあげることにした松本さん。「なめてもいい？」という犬くんに、ちょっぴりなめさせてあげると「うまい」と嬉しそう。そのままス〜リスリとお腹になじませながら楽しそうなふたり。
すっかりオイルがなじんで「いっちょあがり」と解放された犬くんでしたが、嬉しそうに何度も振り返って松本さんを見ます。どうやら美味しいものをお腹に塗られてご機嫌なようです。
２枚目は猫さまの漫画ですが、保湿をするのは松本さんです。いい香りのハンドクリームを塗った松本さん。ハンドクリームをつけたときは、アロマの成分が猫の体によくないので猫さまを触らないようにしています。
※猫はアロマオイルなどのエッシェンシャルオイルを消化できず中毒症状をおこしてしまいます。そのため猫がオイルのにおいをかいだりなめたりしないように注意が必要です。
ところが、そんなときに限って猫さまがお腹を見せてコロコロと転がり、まるで「なでて〜」と誘っているような仕草をするじゃありませんか。
可愛いけれどさわれない状況に、触れるもの全てが黄金に代わる願いを叶えてもらったために、愛するものをさわれなくなってしまったギリシャ神話のマイダス王の気持ちがわかる！！と悶える松本さんなのでした。
この漫画に「引用がそこ来るか!!って感じで好き(^^)」と、あまりに「壮大な話」にウケる皆さん。そして喜ぶ犬くんも、誘ってくる猫さまも、松本さんも「全員の動きがいちいち可愛い」と５万以上の「いいね」がつきました。松本さんにお話を聞きました。
──いつも例えが渋めですね（笑）。猫さまをさわれないときは、毎回マイダス王の気持ちになっているのですか？
手が濡れてるときとか、スキンケア後とかはさわれないので困ります。マイダス王くらいの葛藤の時は少ないですけど…。
──転がった猫さまは、撫でてって言っていたのでしょうか？
撫でたら撫でたでイヤーな顔するのはわかっているのですが。
──そこは安定の猫さまですね（笑）。最近は人懐っこくなっているというお話もありましたが。
はい。１０歳過ぎたころからだんだん甘えん坊になったのですが、いまや人にべったりです。キャラ崩壊です（かわいい）。
──（かわいい）。犬くんは、よくオリーブオイルを塗っていたのですか？
おなかや足がかさかさしたときにちょっと塗ってました。しっかりすり込まないとなめとられてしまいます。
──５月に犬くんが亡くなりましたが、「犬くんを現在進行形で描いてくださるのが、毎回嬉しいです」などと「犬と猫」の漫画が続いて嬉しいというコメントがたくさんありました。
ありがとうございます。すっかり思い出になってしまう前に彼の顔や動きを描いておきたいなと思うのです。
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