参照符などに使われる記述記号の「†」、パソコンなどでどう打つか知ってますか? ファツション通販の「ニッセン」(本社:京都市南区)の公式Twitterで、「†上司へ†」とメールしたことから生じたほほえましいやり取りの投稿が話題になっています。担当者に話を聞きました。
その内容とは、「わたし「†上司へ†」→上司「中2ぽい書き出しで社内メール回してくんのやめて、ちなみにその記号どうやって出すの」→わたし「ダガーです」→上司「†本当だ†」」
リプ欄には「†ほんとだ!††お前ダガーって名前だったのか†」「†これがダガーって読む事自体知りませんでした†」「未成年時代、その記号出すためにめっちゃググりました†」「それに乗っかる上司さん可愛すぎんか」などと、ダガーを試し打ちする人が続出し、3万以上のいいねがついています。
また「ダガー†ダブルダガー‡トリプルダガー丰 お試しあれ」と新たな記号の存在を書き込む人も。同社公式Twitter担当者に、ツイートのきっかけや反響について聞きました。
「上司の心に刺さってしまいました」
――私も初めて知り、試し打ちをしてみました。ダガーを知ったきっかけは?
元々は学生時代、論文作成の際に使用したのがきっかけなのですが、ゲームのハンドルネームなどでよく使われていたりするのを趣味を通じて知りました。
――今はどんな場合に使うことが多いですか?
今ではすっかり「ちょっと漆黒っぽくてかっこいい記号」という意味合いで使っています。
――今回はどのような状況で、上司の方へダガーを使ったのですか?
社内メンバー間でのカジュアルな連絡用メールのやり取りだったのですが、ふいに思い立ち、上司の氏名の前後にダガーを加えたところ、かなり印象に残ったらしく、変換の仕方を何度も質問されました。社内メールでダガーを使用したのは初めてだったのですが、「ダガー」が上司の心に刺さってしまいました。
――上司の方も早速使ったのですね(笑)。社内での反響はいかがですか?
複数のメンバーから「ダガーという記号の存在を初めて知った」という新鮮な驚きの声や「†††ダガー生まれて初めて変換できました!†††」という興奮と共に喜びの声など、様々な反応をもらいました。業務の息抜きになったようです。
――公式Twitterでは商品紹介以外にもおもしろいツイートをされているのですね。
ありがとうございます。企業アカウントですので、個人が表に出るのではなく、あくまでも同社商品やサービスを多くの方に知っていただくための「橋渡し」のような役割だと思っています。日常ツイートでは、ニッセンに親しみをもっていただけるように。そして、商品紹介のツイートでは「どなたかの選択肢を、そっと増やすお手伝い」ができるよう心がけて運用しています。
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元々は、この記号のような形をした短剣を意味するダガー(英語=dagger)。同社のツイートによれば、周りの反応は「初耳で試し打ちが捗る層」「過去を思い出し悶絶する層」「これで『D†SHADE』が打てるうれしい層」に分かれているそう。ちなみに、同社広報さんからのメールにも早速「†」が使われていました。
「ニッセン」
公式Twitter https://twitter.com/nissen
公式サイト https://www.nissen.co.jp/