近畿限定販売ですって!?白だし仕立て…スーパー・ライフの「漬けにぎり」 東京で見かけない理由、担当者に聞いた

松田 義人 松田 義人

筆者は生粋の東京人ですが、以前、関西系の会社で働いていた経験から、比較的、近畿圏の友人・知人が多いほうです。そのため、関西人の味の好みや嗜好なども見聞きしており、そして東京人よりも繊細な「だし」を好む傾向があるのではないかと思っています。

そんな中、大阪・豊中発祥で、全国285店舗を展開するスーパーマーケット・ライフでは近畿圏の店舗限定で「白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ」537円(税込)という絶品寿司を展開しています。

東京にもライフは数多くあり、いずれも惣菜や寿司のクオリティの高さで人気です。しかし、この「白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ」、関東圏のお店では販売されていません。どうしてこのいかにも繊細そうな「白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ」、近畿圏限定なのでしょうか。

今回はこの「白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ」を試食しレビューしながら、ライフの担当者に話を聞いてみました。

寿司専門店に並べても良い、繊細なだしがきいた「白だし仕立ての漬けにぎり」

「白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ」は、まぐろ・活じめぶり・北極圏で見つけた生サーモン・愛媛産活〆ハーブ媛鯛・赤海老の5貫(取材時)が乗っていました。いずれもどこか上品なビジュアル。白だしによってネタの風味を底あげてしているのであろうことが伝わってきました。

さっそくいただきましたが、まず素晴らしいのがネタの鮮度の良さ。いずれのネタもプリプリであり、回転ではない寿司専門店に並べても良さそうなクオリティでした。さらに、それぞれのネタの味に対し、白だしの風合いが重なり、まさにライフでしか味わうことができない寿司になっていました。かなりの完成度と言って良い漬けにぎりであり、同時に東京ではあまりお目にかかれない味だとも思いました。

やはり、繊細なだしの味を好む関西人だけに向けた寿司だった!

東京の漬けにぎりよりも、はるかに繊細に感じた「白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ」ですが、何故近畿圏限定なのかと、白だしの秘密、ライフの寿司・惣菜に対するこだわりを担当者に聞いてみました。

「通常、漬け寿司は醤油で漬けることもありますが、そうすると味が濃くなり、ネタの鮮度感が失われてしまいます。そのため、白だしを採用し、鮮度感・見栄えともに美しくネタ本来の旨味を引き出すようにしました。何故近畿圏限定だったかの理由は、近畿圏のお客さまの多くが、繊細なだしの味を好まれることからで、今のところ『白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ』を全国展開する予定はございません。

また、寿司は自社工場で炊き上げた独自配合の酢を合わせたシャリを使用し、旬のネタ、具材感にこだわりがあり、社内の水産部と惣菜部が協力し合い商品開発を行うことも多いです。見た目の『美味しそう』と、実際に食べてみての『美味しい』が必ず合致するような商品のご提供を心がけています。

ライフの惣菜・寿司などは近畿圏・関東圏で原料や製造元が違う商品が多く、東西で販売する商品が異なることも多いですが、いずれにしても『安心・安全』『おいしい・おいしそうな商品』のご提供を心がけています。

『白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ』は何度も試作を重ね、白だしの旨味が凝縮された寿司です。ぜひお試しいただければ幸いです」(ライフ担当者)

やはり関西人は繊細な「だし」を好み、だからこそライフでも近畿圏限定で「白だし仕立ての漬けにぎり盛り合わせ」を販売しているのだと思いました。醤油感の強い東京の味で育った筆者からすると、かなり羨ましいメニューですが、近畿圏の方はぜひご賞味されてみてはいかがでしょうか。本当に美味しいお寿司ですよ!

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