「正月の福袋のせいで犬と猫に距離が生まれた」とつぶやき、犬と猫と福袋の写真をツイッターに投稿した漫画家、石原 雄さん（@K5dbZRmjNe77i5r）。
石原さんは、６歳の柴犬の女の子「ハルさん」と暮らす漫画家さん。柴犬と女子高生が終末世界を巡る石原さんの漫画『世界の終わりに柴犬と』に登場する柴犬のモデルはもちろん、ハルさん。犬好きさんたちからも絶大な人気を誇る作品です。
お正月、実家に帰った石原さんとハルさん。ハルさんは、石原さんの実家に暮らす５歳になるオス猫、ナツくんと対面。ともにストーブの前で暖を取り、２匹の距離がようやく縮まったところに、悲劇が訪れました。
投稿された４枚の写真に写っていたのは、①「ストーブ前で仲良く寝そべるナツくんとハルさんの姿」、②「ペット用福袋をもらったナツくんとハルさん」からの、③「福袋に入っていたペット用ベッドでおもちゃに囲まれてくつろぐドヤ顔のナツくん」、④「ストーブ前にひとりたたずむ寂しげな表情のハルさん」。
ペット用ベッドにナツくんを奪われ、ひとりストーブの前に座る寂しそうなハルさんの姿に、「ハルさんのこの表情…（涙）。何だか切ない…」「孤独のハルさん…」と、同情と励ましのリプライが寄せられました。
「そっちの方がいいのかい？って感じが…笑」
「ハルさん元気だしてー」
「ハルさんには福袋から良いものが出てこなかったんだろうか…」
こんな声も寄せられていたように、福袋の中身も気になるところ。この後の２匹の様子も含めて、石原さんにお話を伺いました。
福袋の中身が犬と猫の仲を引き裂いた！？
ーーストーブの前でひとりぼっちになったハルさんのお顔が切ないですね…。やはりこれは、やっと縮まったハルさんとナツくんの距離が、福袋に入っていたペット用ベッドに引き裂かれてしまった、ということなのでしょうか？
「はい。その通りの展開です」
ーー福袋はどなたからのプレゼントだったのですか？
「家族で買い与えたものでした」
ーー写真のナツくんがくつろいでいるベッドは、実はハルさんがもらった福袋に入っていた犬用のベッドなのだそうですね。
「ナツがもらった福袋には猫用のベッドも入っていましたが、両方とも猫が使っています。猫がベッドのなかに入れているオモチャも福袋に入っていたものです。ハルは福袋に入っていたオヤツにしか興味がありませんでした」
ーーそういえばハルさんは、お誕生日におもちゃをプレゼントしてもらっても喜ばないんでしたね…。ところで、その後は再び２匹の距離は戻ったのでしょうか？
「ベッドがよほど気に入ったのか、ナツはずっとそこで寝るようになってしまいました。というか、今までストーブの前を取り合っていたのですが、今もハルさんはひとりです…」
◇ ◇
暖かいストーブの前を取り合うことでやっと縮まったはずの、柴犬と猫の距離。福袋に入っていたお宝のせいで、２匹の距離が再び縮まるのは、来シーズンまで持ち越しになったようです…。
