「先週末に撮ったゴイサギさんの入浴写真を見ていたら、無性に箱根温泉に行きたくなった。」
茂った草の向こう、涼しげな池の水に浸かるゴイサギさんの姿がSNSで話題です。
ゴイサギさんは赤い虹彩が印象的なサギ科の鳥。話題になったゴイサギさんは、青灰色の頭部から真っ白な冠羽が見えているのが可愛らしいですね。のんびり水浴びを楽しんでいるかのような横顔に「無心になっとる」「もっぱら水風呂ですが何か？と聞こえてきました」などとその心中を想像する声が寄せられています。
撮影したのは、「カワセミさんを撮りたいという思いからスタートし、現在、週末は小鳥から猛禽類まで、バードウォッチングと撮影に勤しんでいる」というベビーバード（@bottap0625）さん。今回の写真の反響については「ただ驚くばかりです。twitterは鳥見やその時の気分の記録くらいの気持ちでつぶやいていただけですので」という、ベビーバードさんに撮影時の様子を聞きました。
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――ゆったり水浴を楽しんでいるかのような風情のある作品です。撮影した際の状況をさしつかえのない範囲で教えてください。
東京都江東区にあるビオガーデンです。運河と小学校、オフィスビルに囲まれた緑のオアシスで、渡りの時期にはオオルリやキビタキ、ムシクイも立ち寄ります。8月に入ってカワセミが戻って来ました。コロナで遠出もできないので帰って来たカワセミを撮影しようと来たら、ゴイサギが池の杭の上に立っていました。眺めていたら、入水してカモのように泳ぎ出しました。
――泳ぐ姿も撮影、投稿されていますね。
その後、写真のようにじっと入浴しているようなポーズを5分ほどして、池の辺りの木に飛び移って羽を乾かしていました。ちなみに、話題になった写真は横からの写真ですが、斜め前からも撮影しています。こちらの写真だと足を前に投げ出しているのが見えてリラックス感が出ています。
――撮影に使用したカメラと撮影時間、方法などを教えてください。
カメラは「Canon EOS R6」、レンズは「Canon RF 100-500mm」という機材を使って撮影しています。時間は午前8時代の撮影で、天候は曇りでした。絞り開放、あとはカメラ任せの撮影です。RAW形式で撮影していますが、特に画像編集もしないで現像しています。
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今後、撮りたい写真について、「鳥の撮影は集中しないといけないので、余計なことを忘れられるから大好きです。鳥の生活を邪魔しないで覗かせてもらい、綺麗な写真を撮って行きたいです」と意欲を語るベビーバードさん。ぜひ、のびやかな自然体の鳥さんたちの姿を撮影し続けてほしいですね。
