好きな人と結ばれ、子供の1人や2人をもうけ、持ち家で家族団らんしてるかと思いきや、ひとりぼっちで仕事に追われる日々…。
想像していた30歳と現実の30歳が全然違ったという告白がTwitter上で大きな注目を集めている。この告白は婚活ブロガーでフォロワー6万人ツイッタラーの鷹ノ爪リリカさん(@ririka_rrk)によるもの。
ライフスタイルが多様化し経済事情も厳しくなった現代社会において、「想像してた30歳」のハードルはたしかに高くなっている。鷹ノ爪さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「30代は確かにキツい。
その後はだいぶ楽。」
「想像してた30歳って、現実にするには結構難しいですよね」
「中流の収入でも男一人で妻子養い家買うぐらい稼げるのって高度成長期だけらしいですよ。
経済成熟して低成長期になると(その国の物価水準に対して)中流男の稼ぎ下がるので共働きに移行していく。先進国共通の事象です。
お母さんが専業主婦で戸建ての家買えてた家庭はアラサーの親世代までなのです…。」
「1人の方が楽って自分に無理やり言い聞かせてたけど本当は結婚して家庭を持ちたいです。
10年後も家で1人でパソコンいじる生活は卒業したい。泣きそう。」
「激しくこれなんですけど!!!!楽しくやってるし、周りと比べてもしょうがないってわかってるけどたまに苦しくなるよ!!!」
など数々の共感のコメントか寄せられている。
鷹ノ爪さんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):昔思い描いていた30歳の女性とはどのようなイメージでしたか?
鷹ノ爪:自分の母親が23歳で結婚していたので、30歳の女性は「立派なお母さん」というイメージがありました。
中将:現実の30歳が想像とはかけ離れていそうなことに気付くのは何歳くらいからだったでしょうか?
鷹ノ爪:20代はがむしゃらに働いたり、勉強したり、存分に遊んで楽しんでいたので、想像していた30歳と違うなと気付いたのは、まさに30歳になってからでした。
「さぁそろそろ結婚しなきゃ!」と思った時に「あれ?想像してたより時間軸ズレてない?」と気付きました。
中将:現状のご自身の生活についてどのように感じておられますか?
鷹ノ爪:自分で稼いだお金を好き放題に使えて、毎日美味しいものを食べて、欲しいもの買って、行きたい所には身軽に行けて、会いたい人には会える。そんな自由な生活ができている点は自分に合ってて本当に幸せに思います。
自分に家庭や子どもがいない分、両親にたくさん親孝行できてることで自己満足できています。
反面、自分だけずっと変わらないことに焦りや不安を感じます。結婚していった友達とは、独身の時のように旅行に行ったり遠出したり気軽に遊べなくなるのも悲しいです。
「両親に孫をつくってあげたかったな」とか「老後は1人ぼっちで死んでいくのかな」とか「老後の資金は今のペースでちゃんと貯まるかな」とか暗いこともよく考えてしまいます。
中将:これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
鷹ノ爪:同年代の独身の方たちから「自分も同じ!」という反響が多く、たくさんの方に仲間意識が芽生えて嬉しかったです(笑)。
20代の方から「自分もこうなりそうで怖い」、40代の方から「30過ぎると40歳まであっという間です。結婚願望があるなら婚活急いで!」という意見もありましたね。
今の自由な生活も大好きですが、やっぱり家庭を持ちたいという想いもあるので諦めずに婚活がんばろうと思います!
鷹ノ爪リリカさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/ririka_rrk
鷹ノ爪リリカの婚活酷道ブログ:https://pairs.pink/
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結婚や子供をもうけることを“当然”と見る風潮はまだまだ根強いが、それらにはメリットもデメリットもあるし決して幸福を裏付けるものではない。シングルアラサーのみなさんには是非あせることなく、冷静にご自身のベストな人生の判断をしていただきたいと思う。