猫を眺めながらリモートワークで「仕事に集中できない!」ネコリパブリックがワークスペースをオープン

桑田 萌 桑田 萌

昨今、急激に増加したリモートワーク。でも、自宅で仕事をしても集中できない。誰にも会えずに寂しい……そんな方は、猫に癒されてみれば、お悩みが解消できるかも?
猫を眺めながら宿泊できる「ねこ旅籠(はたご)」が、リモートワーカー向けに部屋をオープンし「ねこ旅籠ワーク」を2月より開始。普段は宿泊用として使用されている部屋が、日中は勤務用の部屋へとチェンジしている。

「ねこ旅籠」内のリモートワーク用の部屋は、1室1畳ほどのコンパクトサイズ。
壁が一面のみガラス張りになっていて、猫たちが顔をのぞかせる。ここは「ねこ旅籠」の隣にある、昭和感を漂わせる保護猫カフェ「ねこ浴場」。15匹ほどの猫たちが気ままに過ごしている。

部屋にはちゃぶ台と毛布が設置されている。フリーWi-Fiとドリンクバーも利用でき、食事も持ち込みが可能であるため、何不自由なく仕事に没頭できる。少し疲れたら、ガラス越しにゆったり猫を眺めてリラックスしてみるのも悪くない。

猫たちは嬉しそうにごはんを食べたり、部屋中をアクティブに動き回ったり、窓側でぐっすり眠っていたり……過ごし方はそれぞれ。仕事中に猫たちと戯れたくなったら、ワークスペースから移動して、実際に猫に触れることもできる(別途料金が必要)。

この「猫旅籠ワークスペース」を運営しているのは、株式会社ネコリパブリック。保護猫のための活動・事業を行なっている。猫カフェや保護猫の譲渡だけでなく、猫のグッズ販売や出版、イベント開催、アパレル、飲食……その多岐に渡る活動は、すべては猫の「安心して眠れる場所とお腹いっぱいの幸せ」を生み出すためのもの。そこで得た収益は、すべて保護猫を守るための資金となる。

「保護猫は汚い、こわい、というイメージを持っている人もいるのでは」と店長の西窪直美さん。「保護猫は外にいて保護された猫…という認識を持つ方が多いですが、そうではありません。やむを得ず家庭から保護されたり、多頭飼育崩壊から引き出されたり…と、数々のパターンがあります。マイナスなイメージを取っ払うことで、たくさんの方に保護猫に興味を持っていただきたい。そして殺処分がゼロとなるのが、私たちの叶えたい未来です」

猫が好きな人や興味がある人、あるいはリモートワークの場所に困っている人も。この「ねこ旅籠」に来れば、たくさんの猫が待っている。

「とはいえ、譲渡には厳正な審査があります。こちらから譲渡した猫を最後まで大切にできる覚悟はあるのか、判断してからお渡しします。この”ねこ旅籠ワーク“が、新たな保護猫との出会いの場となってくれることを願います」(西窪さん)

■利用時間:12:00~20:00

■5時間3,000円(税別)(フリーWi-Fi、ドリンクバーつき、食事持ち込み・出前可能)

■ネコリパブリック大阪 ねこ浴場&ねこ旅籠
〒542-0082 大阪府大阪市中央区島之内1丁目14-29
平日:12時-20時 土日祝:12時-20時
https://www.neco-republic.jp/information/shop/shop-necorepublic-osaka/8742/

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