「"嫁"じゃなくて、"新しい家族"とか"僕の娘"って紹介してくれてたことが今になっても忘れられない…」
嫁いできた新婦に対する義父の配慮に感謝をつづる投稿がSNS上で大きな注目を集めている。このエピソードを紹介したのはお肉さん〆(@manimanibleble)。
なにが違うのだと言う人もあるかもしれないが、呼ばれる当人にとって"嫁"と"家族"、"娘"では大きな差。特に夫側の親族や知人と対面する際、アウェイの環境にいる新婦にとってこんな配慮はとても有難いに違いない。お肉さん〆の投稿に対しSNSユーザー達からは
「素敵な方!!なんかそういうちょっとしたところにその人の人生とか人との関わり方って出てたりするんだよな〜。お義父さんを最高のお父さんって呼べるお肉さんも素敵」
「言葉の1つ1つで脳内が分かりますね。お肉さんのこと、どう紹介しようかなとかドキドキ考えてくれてたのかなぁ、いいお話し」
「あぁ、なんて知性のある素敵な義父なんだ。"嫁"って言われるのと"新しい家族"て言われるのとでは全然違うよね。北極と南極くらい違うんだよ〜」
など数々のコメントが寄せられている。
このエピソードについてお肉さん〆にお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):お義父さんから“僕の娘”と紹介された時のご感想をあらためてお聞かせください。
お肉さん〆:親戚で集まった時に、沢山の人に「息子さん結婚したんだって?紹介してよ」と言われ、ガチガチに緊張してる私を「僕の娘」「新しく家族の一員になった〇〇ちゃん」と紹介してくれて、すごく嬉しかったです。別に私は「息子の嫁」と言われても不快には感じません。しかし、ただでさえアウェイな状況だったので少しでも疎外感を感じないようにと気をまわしてくれたのが嬉しかったんです。
中将:アウェイの環境にいたお肉さん〆にそうやって配慮できるって素敵な方ですよね。お義父さんはどんなお人柄なんでしょうか?
お肉さん〆:いつもニコニコしていて、大抵のことは大目に見てくれる義父です。料理も上手で教えてくれるし、基本的に何でも一人でこなせ、しかもとても器用なので、一生敵わない人です。
中将:ご投稿に対し数々のコメントが寄せられていますが、反響に対するご感想をお聞かせください。
お肉さん〆:コロナで大好きな義父になかなか会いに行けず、家族で「おじいちゃんに会いたいね」と話してる中で、ふと思い出したエピソードを投稿したら、こんなにも反響があってビックリしました。私の大好きな自慢の義父は、やっぱり凄く素敵な人なんだと再確認しました。
◇ ◇
お肉さん〆のお義父さんは年齢の長幼にこだわらず、常に配慮を忘れずに人間関係を構築できるフラットな感覚の持ち主のようだ。
人間関係の構築はその相手をどう思っているかではなく、実際にどう接することが出来るかが肝心。もしお子さんの結婚相手との関係に悩んでおられる方がいたらこのエピソードを思い返してみていただきたい。