オーストラリア在住のイラストレーター「えどまゆ」さん(@edmayu_ge)がツイッターに投稿した写真が注目を集めています。
「Kalbarri 西オーストラリア。ユニクロで買った『スカート風お洒落パンツ』を履いてスカイウォークからの景色を楽しんでいたら、風でパンツが膨らみジブリの一コマのような姿に。嬉しそうに私の姿を撮っていったお婆ちゃんの笑顔が今も忘れられません。恥ずかしさで景色は忘れた」
渓谷からの吹き上げる風に異常にふくらんだパンツは、イベント会場でよく見るバルーン遊具のようにも見えます。この写真にユーザーらは「まさに宮崎駿の世界」「リアルジブリ」「色合いもジブリ」「ラピュタだ」「このまま飛べそう」「笑いが止まらない」と大盛り上がり。
えどまゆさんは8日、「0メートルの旅 日常を引き剥がす16の物語」(ダイヤモンド社)の作者でもある会社員の岡田悠さん(@YuuuO)が呼び掛けた旅の思い出を募る企画に賛同。ハッシュタグ「#0メートルの旅」を付けて思い出の1枚を投稿しました。10日15時現在、いいねの数は2万を超え、拡散は今も続いています。
「まさかこんなに反響をいただけるとは思っていなかったので驚きましたが、たくさんの方に笑顔になっていただけて嬉しかったです!」と喜ぶえどまゆさんに話を聞きました。
「想像を絶する自分の姿に爆笑」
この写真は2020年9月、えどまゆさんご夫婦がオーストラリアにあるカルバリ国立公園を旅行した際に旦那様が撮影したもの。
「2人とも写真が好きなので、景色の写真を撮ることが旅の目的でしたが、思いがけないベストショットが撮れました…(笑)。この写真も主人が撮影してくれました」
ーーご自分の後ろ姿を写真で見た時の感想は?
「初めて写真を目にした時は、想像を絶する自分の姿に爆笑してしまいました(笑)」
ーー周囲の観光客らの反応は?
「新型コロナの影響でそこまで観光客は多くなかったと記憶しています。が、周りの人に笑われたりカメラを向けられたりして、恥ずかしかったのを覚えています」
ーーツイートにも「嬉しそうに私の姿を撮っていったお婆ちゃん」とありましたね。
「現地(オーストラリア人)のおばあちゃんです。旦那さんと観光してらっしゃいました。家族にも見せたいから…と写真を撮っていかれました」
ーージブリのワンシーンとは「天空の城ラピュタ」のことですか?
「おっしゃる通り、天空の城ラピェタでシータがドーラから借りた赤いパンツです」
えどまゆさんは寄せられたコメントに対し、「風船の気持ちが少しわかった気がします」「この服はこんなに布使われてたんだなぁって少し感動すら覚えました」等、ユーモアたっぷりに返信しています。
コロナ禍、オーストラリアの日常は?
永住権を取得し、オーストラリア歴は約5年というえどまゆさん。今回注目されたパンツもオーストラリアのユニクロで購入したそうです。コロナ禍での生活はどのような毎日なのでしょうか。
「わたしの暮らす西オーストラリアは、新規感染者がゼロから1桁の日が続いているので、日常生活を送る上ではほぼ普段通りに戻ったような印象です。お店に入る時は人数制限があったり、ソーシャルディスタンスの確保が義務づけられていたり、感染対策はしっかりとられています。ですが海外はもちろん、州をまたいでの移動も規制が設けられているので、まだ自由に旅行はできません。わたし個人は地元のカフェで働きつつイラストを描いています。しばらくは海外に出られなさそうなので、オーストラリア国内を旅行して周りたいなと計画しています」