「誰も欲しがらない犬をください」 12歳チワワをきっかけに今では13匹と4羽の大家族に

今井 悠乃 今井 悠乃

 7年前、愛犬のミニチュアピンシャーが他界し、悲しみに暮れる日々送っていたコロラド州デンバー在住の男性スティーブさん。大切な「家族」を亡くしたことで、毎日辛すぎて耐えられなかったことから、新しい犬との出会いを求めて地元のアニマルシェルターを訪れました。そこで一風変わったリクエストをしたのです。

 「誰も欲しがらない犬をください」

 それから7年たった現在、犬10匹、ブタ1匹、ニワトリ一羽、七面鳥一羽、アヒル2羽、ウサギ2匹と一緒に暮らすスティーブさんの生活がソーシャルメディアで注目を集めています。特にシニア犬の救助に熱心なスティーブさんは、100万人を超えるインスタグラムのフォロワーに愉快な大家族の様子を公開しています。

 ――最初に救助した犬は12歳のチワワ。ヒザが悪く、心雑音があるシニア犬だったそうですね。「誰も欲しがらない犬」とは、どのような犬でしょうか?

 その多くがシニア犬です。一緒に過ごせる時間が短いので人気がないのでしょう。でも、愛することに時間は関係ありません。どんなに寿命が短くても、愛を注げるのであれば、新しい家を提供してあげる価値があると思います。

 ――今では13匹と4羽の大家族になりましたが、スティーブさんのように多くの動物と一緒に暮らしたいと考えている方に何かアドバイスはありますか?

 動物に囲まれた生活以外、今では考えられませんね。救助が必要な動物はたくさんいますが、少しずつ家族を増やしていくのがおススメです。時間をかけて、自分のライフスタイルに合うペットを見つけてほしいです。

 ――ところで、どうしたらスティーブさんのように上手にペットの写真を撮ることができますか?私の愛猫は全くカメラに目線をくれません(苦笑)

 よく聞かれるんです。実はコツはなくて、とにかく何枚も撮ること。よく写真を撮るので慣れているのかもしれません。だいたい名前を呼ぶとカメラの方を向いてくれますけどね。

  ◇   ◇   ◇

 なるほど、今度チャレンジしてみます。コロナ禍でアメリカも大変な状況ですがスティーブさんの「愛することに時間は関係ありません」という言葉が心にしみました。

▽スティーブさんのインスタグラム
https://www.instagram.com/wolfgang2242/?hl=en

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