旅行先で出会った野良の子猫に影響されて目覚めた"猫愛" 帰宅後、2匹の保護猫を飼うことに

渡辺 陽 渡辺 陽

愛犬を亡くしてから時を経て、もう一度犬を飼おうと思っていた木村さん。マンションの管理規約の制約で、なかなか犬を飼うのは難しかった。そんな時、家族で行った沖縄旅行で、ホテルにいた2匹の野良の子猫に出会い、家族全員「猫を飼いたい」という気持ちになった。

保護団体が愛護センターから引き出し

猫のすみちゃん、ほたるちゃんは、柴犬動物愛護管理センターから保護団体ちばわんが引き出し、預かりボランティアのところにきた。兄弟姉妹ではなかった。

すみちゃんは生後3カ月くらいになっていたが、体重はたった800gしかなく痩せていた。ほたるちゃんは生後1カ月くらい。兄弟猫と一緒に預かりボランティアのところにきた。

3匹とも預かりボランティアのところで、すくすく育ったという。

だんだん「猫を飼いたい」という気持ちが高まって

神奈川県に住む木村さんは、5年前に飼っていたチワワを7歳でリンパ腫で亡くした。その翌年に娘が生まれたので、手がかからなくなったらまた犬を飼おうと考えていて、そろそろ飼ってもいいかなとぼんやりと探していた。

犬も猫も掲載されている譲渡サイトを見ていたが、住んでいるマンションの規約では犬は大きさに制限があるため見つけるのが難しく、猫を探すことにしたという。元々家族も猫を飼うことに賛成で、楽しみにしていた。

「沖縄旅行に行った時、ホテルに野良の子猫が2匹いたんです。何回か遭遇するうちに、とても可愛くて、子供たちも『2匹を連れて帰りたいね』と言っていたほど。家族全員で猫飼いたい!という気持ちになっていました」

1匹だけでいいと思っていたけれど

木村さんは「ぺっとのおうち」という譲渡サイトで猫を探していた。他の猫の預かりさんに2回ほど問い合わせたが、すでにお見合い予定や譲渡先が決まっていて、お見合いには至らなかった。

ある日、いつもと同じように保護猫を検索していたら、「ほたるの背中には羽がある」というタイトルの子猫がいた。

「背中に2カ所模様が入っている白キジの子猫で、生後3カ月でした。同じ預かりさんのところに、白黒の子猫もいたので、兄弟と思い込んで、お見合い希望の連絡をしたんです」

その後、預かりさんから「兄弟ではありませんが、どうされますか?」と連絡があり、一旦はほたるを希望にしたという。

「いきなり猫を2匹飼ったら大変かもしれないと迷っていましたが、会ってからどうするか決めようと思っていました」

2020年8月29日、木村さんは、2匹とお見合い。それぞれ性格は違ったが、「いきなり2匹だと大変かもしれない」という不安は忘れ去り、2匹とも迎えることにした。名前は、すみちゃんを「うみちゃん」、ほたるちゃんを「そらちゃん」にした。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース