なにこれかわいい…ずっと見ていられる…！ そんな感想を集めるGIFアニメが注目を集めています。リンゴが割れてウサギの飾り切りのかたちになったと思ったら、本物のウサギのように走り去ってしまった…そんな一瞬の様子が繰り返される映像なのですが…百聞は一見にしかず！まずは見てみてください。ああ…ほらね、いつまでも見ていられそうでしょう…。
こちらのアニメは東京在住で、普段は広告関係のアニメーターをしているという「misato.」(@misato08280)さんがTwtterに投稿している作品です。9月23日に投稿されたもので、10月3日夕刻までに9万件近い「いいね」を集めています。
misato.さんは、ほかにも多数のGIFアニメをTwitterに投稿しており、アカウントは9万を超す人たちにフォローされています。流れてくる生地をこねて猫を作ってしまう猫たちを描いた「こねこねこ」、インクを吸っては手紙を書いて飛び立つ鳥をあらわした「文鳥」、バスケットに入った猫がいつのまにかアイスになってとろけ落ちてしまう様子を永久機関のように表現した「溶ける」など…。それぞれの作品は動きが面白いだけでなく、くすっと笑えるアイデアにあふれています。
コメント欄には「癒やされる」「発想が素敵すぎる」という声が続々と。繰り返し再生されるGIFアニメの特性もあり、「幸せのループ」「永遠に見ていられる」といった感想も多数寄せられています。
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作品を投稿しているmisato.さんに聞きました。
―TwitterにたくさんGIFアニメの作品を投稿されていますね。
「GIFを始めたのは3年前くらいからだと思います。どれくらい作ったか、もう分からないですね…」
―GIFアニメにこだわっている理由はありますか？
「自動でループし続けてくれることと、長編を作ることがそこまで得意ではないこともあり、色数や秒数が限られた中で作ることに対する面白さを感じるからです」
―今回の作品のようなアイデアはどこから生まれていますか。「リンゴをウサギの飾り切りをしたら本物のウサギに」といったギャグのような視点も面白いと感じています。
「日常の中でふと思いつくことが多いです。リンゴでウサギの飾り切りをするな〜、ウサギだったら飛び跳ねてどこかへ行っちゃうかもな〜、アニメーションにしたら可愛いかもな〜…くらいのノリのアイデアです。ほかのものもゆるく思いついて描いています」
―動きが気持ちよくて、ずっと見続けていられそうな楽しさです。制作にあたって特に配慮していることはありますか。
「GIFだからこそのループにすることの意味や、自分が気持ちの良いリズムということは意識しつつ、ちゃんと表現したいことが伝わるスピードなのかどうかも考えたりしてます」
―これまでの作品を拝見すると、かわいらしいキャラクターがいたり、欧米のおとぎ話に出てくるようなテイストのものがあったり…さまざまな印象を受けます。個人的には今回の作品は和風のテイストを感じたりしましたが、多彩な作品を作られている理由などはありますか。
「今回和風でしたかね（笑）。あまりそのあたりは考えてないかもしれないですね。自分がその時描きたい絵柄、雰囲気で描いてます」
―ちなみに、これまでに一番お気に入りの作品はどれですか？
「『寿司ネタ（寝た）』という作品です。そこからたくさんの方々に作品を見ていただける機会になったことも大きいです」
―作品のコメント欄を拝見して、英語の書き込みが多いことに驚きました。海外の方もよくご覧になられているようですが、どのあたりが人気だと思いますか。
「どうなんですかね…。コメントもいただける機会があるのですが、なんせ読めないので、私もそこは模索中です。ただ国に関わらず、言葉がなくても伝わる面白さを目指しているので、もしそこが伝わっている結果なのであれば、いいなとは思います」
