おにぎりを食べるとき、あらかじめ中身を知っている方が好きですか、それとも食べてから具を知る方が好きですか?わたしは断然、食べる前に知っておきたい派です。
しかし、コンビニのおにぎりならいざ知らず、家庭で食べるおにぎりの中身を知ることは、外目からは分かりませんよね。ところがITエンジニアの河本健さん(@kenkawakenkenke)は現代の技術を使ってそれを可能にしました。
ご飯を包む海苔に、具の名前をくり抜いて、中に何が入っているかわかる一目瞭然の画期的なアイデアです。ただし、誰でもお手軽に、というわけには行かないようで、レーザーカッターが必要となります。
■レーザー加工機(レーザーカッター)とは 画像処理ソフトウェア等で作成したデジタルデータを用い、加工素材にレーザー光(電磁波)を照射し、蒸発(気化)・燃焼・溶解することで加工する工作機械です。具体的には「切断」「マーキング」「彫刻」の加工ができます。レーザー光の照射による「非接触加工」ですので、刃物や掘削用具等を用いる加工機械で必要となる「摩滅による刃の交換」や、金型・型紙なども不要であり、素材に応力を加えることなく美しく加工できます。
「最近入手したレーザーカッターで切れるものを考えている時に、たまたま海苔を食べていて『これ切れるよなー』と考えたことがきっかけです。長年のおにぎりの悩みを解決できるのではないかと考えてすぐに試作しました」と、河本健さん。
そして12日に「レーザーカッターを使えば『あれ、鮭おにぎりどれだっけ』とならずに済むことに気づいた。『ネタバレ海苔』です」とTwitterにネタバレ海苔ができる様子の動画を投稿したのです。
「もしこの技術が昭和時代に一般家庭に普及していたら、シャケおむすびかと思って頬張ったら梅おむすび(しかも梅干し種入り)だった幼少の悲劇が回避できたのに……」
「こんな活用法があるとは!?どこかのコンビニで導入しそうですね」
「海苔切るなら片手万円くらいのレーザーカッターでも十分なので,おにぎり屋ならネタとして導入してもいい気はする.イラレで絵をかけばアレとかコレとか切り出せるのでキャラ弁界隈で目立ちたい人にも」
と人気を呼び、19日現在で69万回以上の再生されました。
ちなみにネタバレ海苔の河本家の反応は「予想以上にきれいにできたので喜んでいました。ちなみにおにぎりを作ってくれたのは妻です」と好評だったようです。