「歌舞伎町のホスト過ぎる歯科医師」としてSNSで話題になっている歯科医師がいる。医療法人歯科ハミール（東京都千代田区）の稲葉将太院長（32）がその人。端正なマスクでていねいな処置を施す。また、治療後にうがいで使用するコップはフランスのクリスタル・ラグジュアリーブランド「バカラ」を使用するなど、こだわりの強さも人気の秘訣だ。
愛知県の母子家庭で育ち、医学生時代はバンド活動に明け暮れていたが「歯科医師って格好良い」と言わせたいという思いが次第に高まり猛勉強の末、国家試験に合格した。研修医を経て27歳で同医院の院長になった。現在進行中の店舗を合わせ都内で数店舗を構えるまでの人気歯科医となった。
ネット上ではサクセスストーリーとSNSで見せるその風貌が、まるで東京・新宿歌舞伎町で指名を取って成り上がって行くホストの姿と重なり、「歌舞伎町のホスト過ぎる歯科医師」といわれるようになった。
患者の男女比は７：３で男性が多いことも意外だ。男性からの「口元からモテたい、格好良くなりたい」という依頼が大半だという。「歯科医師が本気で教える激モテな口元」と銘打った診察では女性を口説く際の口臭を防ぐ治療として、専用のブラシに特製のペーストを塗り口臭の原因となる舌苔を取り除くトリートメントなどが人気で、予約が殺到している。
稲葉院長はここまでの道のりについて「ようやくって感じ。最近はテレビからもお声を頂いて、注目される存在になりとても嬉しいです」とクールに話した。2020年には歌舞伎町にも診療所を出す予定で、現在物件中だという。同院長は28日「マツコ&有吉 かりそめ天国」（テレビ朝日系、23時20分～、一部地域除く）に出演し、多様なエピソードを披露する。
