「アポ電」強盗事件が多発、犯人は若いグループか…小川泰平氏が防御策も解説

小川 泰平 小川 泰平
高齢女性が手足を縛られ死亡しているのが見つかった現場のマンション=2月28日、東京都江東区(提供・共同通信社)
高齢女性が手足を縛られ死亡しているのが見つかった現場のマンション=2月28日、東京都江東区(提供・共同通信社)

 小川氏は「警察は以前から『犯行予兆電話』という言い方をしている。『オレオレ詐欺』や『振り込め詐欺』はその手口が知られて皆が警戒しているため、『自分で奪う』という形に変化して手口が凶悪化している」と、その背景を指摘した。

 対処法として、着信時に「この通話は迷惑電話防止のために録音されます」といったメッセージが流れる自動通話録音機の設置に効果が期待できる。市販では2万円弱で、東京23区では65歳以上が住む世帯に無料貸し出ししている。

 小川氏は「中には『振り込め詐欺対策のため録音させていただきます』というアナウンスが流れるものもあり、ほとんどの犯人はそれを聞いて電話を切っています」と説明。「実際、被害に遭われた人に話を聞くと、99%の方が振り込め詐欺のことは知っていても『自分は絶対、被害に遭わない』と思っていた。それで取り付けない方も多い。子供さんにはご両親への誕生日や父の日、母の日のプレゼントとして贈っていただければ」と対策の必要性を説いた。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース