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おすすめの「学習塾」をAIに聞いてみた→ChatGPTとGemini、どちらも1位としたところは?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

学習塾を探すとき、検索エンジンだけでなく、ChatGPTやGeminiなどの生成AIに相談する人も増えています。では、AIに「おすすめの学習塾」を尋ねると、どの塾の名前が挙がるのでしょうか。株式会社ブランディングワークス(千葉県柏市)が実施した「生成AI業界調査〈学習塾編〉(2026年9月)」によると、ChatGPT・Geminiとも言及率1位は「河合塾」となりました。

この調査は、2026年9月にChatGPT(モデル: gpt-5.1)およびGemini(モデル: gemini-3.1-pro)の各APIに対し、「学習塾のおすすめは?」という同一の質問を計測日ごとに各3回ずつ送信し、回答に登場した企業名を集計(Web検索機能を有効にした状態で実施)。有効回答数は54件(2AI×1日3回×計測9日間)でした。

なお、集計定義は言及率=企業名が登場した回答数÷全回答数、平均登場順位=回答内で何番目に挙げられたかの平均としています。

調査の結果、回答全体における言及率が最も高かったのは「河合塾」(言及率57.4%、平均登場順位7.5位)でした。次いで、2位「SAPIX」(言及率55.6%、平均登場順位4.6位)、3位「早稲田アカデミー」(同55.6%、5位)が続きました。

本調査の結果で興味深いのは、単純な言及率だけでは、AIがどの塾を優先的に紹介しているかまでは分からない点です。

例えば、SAPIXの平均登場順位は4.6位で、ランキング上位の中でも比較的早い段階で紹介されている一方、言及率1位の河合塾は平均7.5位となり、AIの回答に登場する頻度と、回答内で紹介される順番は、必ずしも一致しないことが分かります。

※言及率は、すべての回答のうち、該当する企業名が登場した回答の割合。同率の場合は、回答内で先に紹介された順番を示す平均登場順位を基準にランキングを決定しています。

では、利用する生成AIによって紹介されるサービスが異なるのでしょうか。

ChatGPTとGeminiで言及率を調べた結果、いずれも「河合塾」(ChatGPT15%、Gemini100%)が1位となりました。

ただし、個別に見ると、AIごとの回答傾向には大きな差があり、ChatGPTは1位の「河合塾」のほか、「SAPIX」「早稲田アカデミー」ともに11%だった一方、Geminiではいずれも100%となり、これらの教育サービスは両方のAIで名前が挙がったものの、Geminiでの言及率が大幅に高い結果となりました。

また、「駿台予備学校」「東進衛星予備校」「進研ゼミ」はGeminiの回答には登場した一方、今回のChatGPTの回答には登場せず、ChatGPTでは回答の81%で特定のブランド名が挙げられなかったといいます。

その理由の一つとして、ChatGPTは「どんなお子さん(ご本人)かで『おすすめの塾』はガラッと変わります」といった形で、利用者の条件を確認したり、塾の選び方を一般的に説明したりする回答が多かったことが挙げられており、同じ質問をしても、利用する生成AIによって候補の挙がり方や回答の進め方が異なることがうかがえます。

なお、本調査の数値は特定の調査条件で得られた結果であり、すべての利用者が同じ回答を受け取ることを示すものではありません。

さらにAIの回答を分析すると、単に塾の名前を並べるだけでなく、利用者が重視する条件に応じて候補を分類する傾向も確認されました。2026年9月の回答で登場した主な切り口は以下の3つ。

【通いやすさ(回答の42.6%に登場)】
主に紹介されたサービスは、「明光義塾」「日能研」「臨海セミナー」でした。AI回答の要約例では、「全国に教室数が多く通いやすいです」といった内容が挙げられています。

学習塾を選ぶ際には、指導内容や合格実績だけでなく、自宅や学校からの距離、通塾にかかる時間なども検討材料になる。AIも、こうした日常生活に関わる条件を踏まえて候補を紹介しているようです。

【指導スタイル(回答の29.6%に登場)】
主に紹介されたのは、「明光義塾」「東京個別指導学院」「早稲田アカデミー」です。AI回答の要約例では、「個別指導か集団指導か、映像授業か対面授業かなど、学習スタイルの違いで分類した提案」をしながら候補を提示する回答が見られました。

【難関校合格実績(回答の14.8%に登場)】
主に紹介されたサービスは、「SAPIX」「早稲田アカデミー」「河合塾」です。AI回答の要約例では、「SAPIXは御三家などの超難関中学を目指すなら圧倒的な実績を誇ります」といった内容が挙げられています。

こうした結果から、生成AIにおすすめされるためには、単にサービス名が知られているだけでなく、利用者のニーズに応じた特徴が明確であることも重要だと考えられます。

また、生成AIが回答を作成する際に、どのウェブサイトを情報源として引用しているかについても分析した結果、1位「jyukunavi.jp」(引用シェア26.9%)、2位「juku.ameba.jp」(同13.5%)、3位「012.kids」(同9.6%)という結果になり、上位にはサービスの比較やランキングに関する情報を掲載するサイトが並びました。

この結果は、生成AIの推薦が、ウェブ上で公開されている比較情報やランキング記事などと関係している可能性を示していますが、引用シェアは本調査で確認された引用の割合であり、各サイトがAIの回答に与えた影響の大きさを直接測定したものではありません。

※生成AIの回答は日々変動するため、本結果は調査期間時点の傾向を示すものです。
※本調査は各社のサービス品質の優劣を評価するものではありません。

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【出典】
▽株式会社ブランディングワークス調べ

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