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女性の約2人に1人「月曜日の朝がつら過ぎ」なぜ? 原因は“週末の寝だめ”かも?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

「日曜日の夜になるとなかなか眠れない」「月曜日の朝は起きるのがつらい」…そんな“週明けの不調”を感じている人は少なくありません。パナソニック株式会社(東京都港区)が実施した調査によると、日曜日の夜は寝つきが悪くなりやすく、前日との睡眠リズムのズレも大きくなる傾向が明らかになりました。

調査は、同社の体調ナビゲーションサービス『RizMo(リズモ)』を利用する女性933人を対象として、2025年11月〜2026年2月に実施されました。

まず、同サービスで計測した睡眠データを曜日別に分析すると、「寝つくまでに15分以上」かかった夜の割合は「日曜日」(39.6%)が最も多くなりました。

また、「日曜日の夜(または、休みの最終日)に『寝つきが悪い』と感じたことがある」とした人は49.2%と約半数を占めました。

睡眠評価研究機構代表・医学博士の白川修一郎氏は、「休日に睡眠時間が後ろ倒しになることで体内時計も遅れ、実際の生活時間との間にズレが生じることが一因」と説明。特に日曜日の夜は、翌朝に平日の起床時間へ戻す必要があるため、睡眠時間も不足しやすくなります。

分析で注目されるのが、単純な睡眠時間だけではなく、前日との「睡眠リズムのズレ」です。

同サービスでは、入眠時刻と起床時刻の「中央時刻」を算出し、それが前日からどれだけ動いたかを分析しています。この中央時刻のズレが大きくなるほど、生活リズムが変化していることを示します。

分析では、日曜日の夜から月曜日の朝にかけて、このズレが最も大きくなる傾向が確認されました。中央時刻のズレが2時間以上あった人は、日曜夜から月曜朝では15.2%。およそ7人に1人にあたります。

1時間以上のズレでは認知機能の低下傾向、2時間以上では時差ぼけに近い状態になる場合があるとされています。

ここで気になるのが、実際に本人たちが感じている朝のつらさです。「1週間のうち、朝に『起きるのが最もつらい・だるい』と感じることが多い曜日」を聞いたところ、最も多かったのは「月曜日」(43.1%)で、次点の「木曜日」(9.6%)を大きく上回りました。

また、「休み明け(月曜など)に感じる不調」としては、「やる気のなさ」(56.2%)、「体のだるさ」(36.5%)、「日中の眠気」(35.0%)など、全体の約8割が休み明けに何らかの不調を感じていることが明らかとなりました。

この背景のひとつとして考えられるのが、平日の睡眠不足を休日にまとめて取り戻そうとする生活です。

同サービスの利用者からも「日頃忙しいので、休みの前日や休みの日は、だらだら過ごしたい、時間を気にせず寝たいという欲求を満たしている」「趣味などやりたいことが溜まっていたりすると消化しているうちに就寝時間が過ぎて夜更かしをしてしまう」といった声が寄せられています。

休日くらいはゆっくり寝たいと考えるのは自然である一方、平日と休日で就寝・起床時間が大きく変わると、日曜日の夜に眠気が訪れにくくなり、月曜日には早い時間に起きなければならない、という状況が生まれます。

では、平日に睡眠時間が足りない場合、休日も平日とまったく同じ時間に起きるべきなのでしょうか。

白川氏は、「平日・週末を問わず睡眠リズムを一定にすることが理想」としながらも、日常的に睡眠時間が不足している人にとって、「休日に睡眠時間を確保すること自体は必要」と説明しています。

ポイントとして挙げられているのが、休日の起床時刻を大きく後ろにずらさないこと。目安として、平日と休日の「起床時刻の差」をできるだけ小さくし、2時間以内に抑えることがすすめられています。

また、平日よりも、「就寝時刻を1時間早める」「起床時刻を1時間遅くする」という方法なら、生活リズムを大きく変えずに約2時間多く睡眠を確保できるとしています。

「休日だから昼まで寝る」という方法よりも、睡眠時間を確保しながら起床時間のズレを小さくすることがポイントになりそうです。

なお、本調査では、曜日による睡眠リズムだけでなく、女性における月経周期と睡眠の関係についても分析されています。

同サービスのデータでは、月経周期のなかでも「黄体後期(生理前)」に寝つくまで時間がかかる人の割合が高い傾向が確認されました。

生理前は黄体ホルモンのプロゲステロンが増加して基礎体温が上がるため、睡眠時に深部体温が下がりにくくなり、寝つきの悪さや中途覚醒につながる場合があります。

そのため、「最近、なぜか眠れない」「夜中に目が覚める」と感じたときには、曜日や生活リズムだけでなく、月経周期との関係を振り返ってみることもひとつの方法です。

白川氏によると、生理前の寝つきの悪さや中途覚醒への対策として、「就寝1~2時間前に入浴する」「夏場は寝室を涼しく保つ」「夕方に軽い運動をする」といった方法が挙げられています。

特に夕方に運動して体温をしっかり上げておくと、その後、夜に体温が下がりやすくなるため、睡眠につながりやすいとされています。

  ◇  ◇

本調査のデータからは、週末と平日の睡眠リズムの変化そのものが、週明けのつらさに関係している可能性が示されました。

月曜日の朝を少しでもラクにするためには、「月曜日の朝に頑張る」よりも、日曜日の夜までの過ごし方を見直すことがポイントなのかもしれません。

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