東京在住のOさんは、スカイツリーの近くに住んでいます。浅草も近く、銀座へも電車ですぐ。さらに、ディズニーリゾートまではバスで30分ほどです。
地方に住む友人からすれば、まさに「うらやましい」と思うような環境でしょう。
実際、「ディズニーにいつでも行けていいね」「浅草も銀座も近いんでしょう?」「原宿だってすぐ行けるじゃん」と言われることがあります。
しかし、Oさんはそのたびに、「確かに近いけれど、そんなに行かないんですよね」と思ってしまいます。
土日は最寄り駅にも行きたくない
Oさんが何より苦手なのが、人混みです。
平日ならまだしも、土日の繁華街や観光地は人でいっぱい。スカイツリー周辺も浅草も、多くの観光客でにぎわいます。
そのため、Oさんはなんと土日は最寄り駅にすら行かないことがあります。
「駅まで行けば電車でどこへでも行けるんですけど、土日に駅へ行くと、そこからもう人が多いんです。わざわざ人混みに出ていく気になれません」
そうなると、休日は自宅周辺で過ごすことになります。
高校生の娘は友人と渋谷や原宿へ行くことが多いです。洋服や雑貨やコスメを買い、ランチやカフェでは当然お金もかかります。
「今日は見るだけ」と思って出かけても、何か気になるものを見つければ、財布のひもも緩みます。そのたびに、Oさんはお小遣いを要求されます。
「行かなければいいのに」
Oさんは、そう思ってしまいます。
「ディズニーが近い」も実は別問題
「ディズニーまで30分なんて、いつでも行けていいね」と言われることもあります。
地方から何時間もかけて訪れる人と比べれば、確かに近い場所です。
ただ、近いからといって気軽に行くわけではありません。チケット代は高額です。オフィシャルホテルに泊まったこともありません。十分に帰宅できる距離だからです。
浅草や銀座も同じです。
近いからといって、頻繁に遊びに行くわけではありません。
東京には、お金を使えば楽しめる場所が本当にたくさんあります。
余裕があれば、話題の店に行ったり、買い物をしたり、イベントを楽しんだりできます。
人混みは苦手、将来のことを考えて節約したい。
東京はお金がある人にとってはとても刺激的で楽しい街です。
地方の友人から「東京に住んでて良いな」と言われるたび、Oさんは少しだけ返事に困ってしまいます。