「リコーダーを同時に何本か鳴らせる装置」
日用品や廃品を使ったオリジナル楽器を制作、コンサートを開催するなど精力的に活動をされている創さん(@kajiisou)が、この度X(旧Twitter)を通じて創作楽器を紹介。
そのクオリティに驚きの声があがっています。
動画に映っているのは、上部にリコーダーがたくさん取りつけられたオルガンのような楽器。
創さんは、まずペダルを踏んで、空気を送り込むための右側の風船を大きく膨らませ、そして鍵盤のように並んだレバーを指で押し、楽器を奏ではじめます。演目は『大きな古時計』。
まるで本物のオルガンのように澄んだメロディ――。
そして最後のロングトーンでは、左側の風船をパフパフさせ、心地よいビブラートを起こしながらのフィニッシュ。
自作の“リコーダーオルガン”の演奏動画が公開されたXのリプ欄には、驚きと称賛の声が多数寄せられました。
「ご自宅用パイプオルガンだこれェ…」
「いい音ですね!」
「最後の左手ぱふぱふ好き」
「これは唯一無二の楽器ですわ……」
自作の“リコーダーオルガン”。楽器としてのクオリティの高さに驚いてしまいます。
創さんによると、以前にもペットボトルを使ったオルガン様式の自作楽器“ペットボトルオルガン”なども作ったことがあるそうで、それらで用いた塩ビ管部分の制作技術も活かしながら、今回制作されたとのこと。
しっかりした制作の土台があってこそ、完成し得たものだということがうかがえます。
また創さんは、ツリー投稿にて、本楽器の制作にまつわる背景についても語るYouTube動画も公開。
今回のオルガンについては、カナダ人の音楽系YouTuberから制作の依頼があったといいます。普段こういった依頼は受けないという創さんですが、今回は引き受けることにしました。
しかし、実際に楽器を制作したり、先方に送り届けたりするにあたり、相当な苦難があったそう――。
例えば、リコーダーを吹く際は、その種類や音の高低にあわせて、息の量を調節しないといけません。そのため、本楽器の制作にあたっても、それぞれの音階においてどのくらい空気を送り込めば良いのか、かなりの調整が必要になったといいます。
さらには、設計や材料調達、作業における工程やそれにかかった時間、さらには依頼主とのやりとりや金額設定、楽器の梱包や発送に至るまで――直面した数々のハードルについて、動画で紹介。制作がどれほど大変なものだったかを物語っています。
そんな苦心の末に届けることができたリコーダーオルガン、依頼主のカナダ人YouTuberの方の評価はどのようなものだったのでしょうか?
――さまざまな苦心を重ねつつも、完成したリコーダーオルガン。依頼主の方には無事届けられましたか?
創さん:なんとか届きましたが、到着した時点でいくつかパーツが外れているとの連絡がありました。ただ先方も良い方だったので、自力で直してくださり無事到着となりました。
――依頼主の方の楽器についての反応は?
創さん:とても喜んでいただけました。その後も“スパナ琴”を発注いただいたり、楽器を直したりと関係が続いています。
◇ ◇
廃品楽器のコンサート「みらい楽器ラボ」の開催のほか、日用品演奏ユニット「kajii」・創作楽器の楽団「SOUDA」のメンバーとして活躍されるなど、創作楽器の分野で精力的に活動されている創さん。楽器制作をはじめた経緯についてこのように話されます。
「もともとはドラマーだったのですが、何かしら自分の武器がないと音楽家としてやっていくのは正直難しいと感じていました。打楽器は手作りと相性がいいのですが、色々と作ってみるうちにアイデアがどんどん湧いてきて、これは正直自分に向いてると思いました」
さらに、創作楽器の魅力についても、「『もっとこうしたらいいんじゃないか』という思いつきを、誰にも気兼ねなく形にしていけるところです」と語ってくれました。
■創さんのX(旧Twitter)はこちら
→https://x.com/kajiisou
■日用品演奏ユニット「kajii」の情報はこちら
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■廃品楽器のコンサート「みらい楽器ラボ」はこちら
→https://kajii.me/mirai/
■創作楽器の楽団「SOUDA」の情報はこちら
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