「どっちが姉でどっちが妹か。ふだんの様子を見てると予想つく」ーー。
そんなコメントとともに投稿された、生後3カ月の姉妹猫の写真がXで話題になりました。
ハンモックの上で寄り添っているのは、キジトラ柄の「ウタ」ちゃんと、キジ白柄の「エル」ちゃん。少し体が大きく、キリッとした顔立ちのウタちゃんと、小柄で優しげな眼差しのエルちゃん。並んだ姿を見ていると、ウタちゃんが姉、エルちゃんが妹のように思えてきます。
投稿には「顔のサイズからして違う!?」とのコメントも。これに飼い主さんは、「実際はほとんど変わらないし、『遠近法かも?』って言ってた……猫が」と、ユーモアたっぷりに答えています。
飼い主さんによると、2匹は同じ母猫から生まれた5匹きょうだいのうちの2匹。ただし、生まれた順番はわからないため、実際にどちらが姉で、どちらが妹なのかは不明なのだそうです。それでも飼い主さんがウタちゃんを姉、エルちゃんを妹だと感じるのには、毎日の行動に理由がありました。詳しくお話を伺いました。
ハンモックで見えてくる姉役と妹役
ウタちゃんとエルちゃんのお気に入りは、2匹でくつろげるハンモック。昼夜を問わず、くっついて眠っているといいます。
「よくエルがウタに抱きついています。ウタはエルに場所を譲るようにしてハンモックからはみ出して寝る一方、エルは気にせず広々としたスペースで寝ているんです」
寝ている最中にも、それぞれの性格が表れるそうです。
「2匹が寝ているとき、そっと近づくとウタはすぐに目を覚まします。ところがエルはほとんど起きません。まるで『この子は寝かせておいてあげて』とたしなめられるかのように、ウタが私の相手をしてくれるんです(笑)」
妹を気遣っているかのようなウタちゃんですが、姉妹関係が逆転する瞬間も。それは、ご飯の時間です。
「ウタはご飯のときだけ勢いがすごいんです。がっついて先に自分のぶんを食べ終えると、エルのぶんまで食べようとするほど食いしん坊。5匹のなかで1番、体が大きかったのはそのためなのかとーー。もしかしたらきょうだいの長女で、1番、幅をきかせていたのかもしれませんね」
仲良しだった2匹をそろって家族に
ウタちゃんとエルちゃんとの出会いについて、「譲渡元のかたから『2匹一緒のほうがさみしがらないよ』とアドバイスを受け、熟慮の末、一緒にお迎えすることを決めました」と飼い主さん。
「最初に見学に訪れたとき、ウタを譲渡していただくことが決まりました。そのあと、エルも譲渡してもらうことになりました。きょうだいのなかでウタと1番、仲が良かったそうなので、良い選択ができたと感じています」
実は、飼い主さんが猫と暮らすのはこれが初めて。2匹を迎えたことで、生活はガラッと変わりました。
「朝ご飯をあげるために、毎朝30分、早起きするようになりました。また、お迎え当初はまだ小さな子猫だったので、ケージから出して遊ばせているあいだは常に見守っていました。1日の多くを猫のために使い、2匹なのでご飯代や病院代も2倍かかります」
それでも、負担に感じることはないといいます。
「まったく苦になりません。ただ、かわいらしくてたまらないですね。日々、ウタとエルの一挙手一投足に癒やされています。ふだんのウタは甘えん坊でおっとり。エルはクールで人見知りな子です。ただ、2匹一緒に寝ているときは、ウタが妹を見守るように姉らしい一面をのぞかせるところも愛おしいですね」