マンションなのに戸建て気分も味わえる希少な物件「庭付き1階マンション」について、購入を迷っていませんか?物件数が少ないだけに、実際にお住まいの方の声を聞ける機会も少なく、メリット・デメリットがイメージできない方も少なくありません。
今回は、庭付きマンションを購入して10年近くお住まいの方から、実際に住んでみてよいところ、悪いところ両方のお話を伺いました!
景色のよい高層階と迷ったけど…
Aさん(関西在住、40代、主婦)一家が購入したのは、12階建てマンションの1階に数戸しかない庭付き3LDKマンションです。
普通電車のみが停車する駅ながら徒歩10分圏内、スーパーや小学校からも近く、1家族第3希望までの抽選申込をして購入権を勝ち取りました。
実は最初から「庭付き1階」だけを希望していたわけではなく、抽選に当たるために違うパターンで希望を書こうとして1階を入れたのだそうです。
周辺に同じ程度の高さのマンションやビルが少なく、いい景色が期待できた高層階、なかでも広いルーフバルコニーのある角部屋を第1希望にしていたAさん夫婦でしたが、残念ながら当たらず、購入権が確定したのが第3希望の1階でした。
「どうせ最上階がダメなら、庭がある1階が戸建てっぽくていいかな、と思ってそこまで深く考えずに1階の申込をしました」というAさんが10年住んで感じたメリットとデメリット、目から鱗(うろこ)の感想です!
庭付きマンション1階に感じるメリット
【駐輪場に置けない子ども用自転車や三輪車が置ける】
駐輪場は人気があり、各家庭1台しか申込ができない等のルールがあるマンションも少なくありません。子ども用自転車や三輪車、折り畳み自転車のような小径タイプなら、庭に置いても出し入れが簡単です。さらに、エレベーターへの自転車持ち込みは規約で禁止されているケースもあります。
【意外と上階より外からの視線が気にならない】
全ての庭付きマンションがそうとは限りませんが、Aさんがお住まいのマンションでは1階部分をまるまる遮るように高い壁があるので、意外と道路からは、2階や3階よりも室内の様子がわからないそうです。日中カーテンを閉める必要がないため、遮光用だけを付けているとのこと。
【庭から直接外部へ出入りできることも】
Aさんのお宅は違うそうですが、1階の角部屋のお宅では庭からマンション敷地内の通路に直接出入りする扉がついていて、家具家電の搬入や泥だらけになったお子さんの帰宅時に活躍しているそうです。
庭付きマンション1階に感じるデメリット
【防草マットは敷いたけど、草むしりは定期的に必要】
上階のベランダの下部と同じスペースはタイルが敷かれていますが、その外側は「土」が入っています。当初は芝生が植えられていましたが、水やりを忘れがちで枯れてしまったそうです。ところが雑草だけは元気。防草用のシートは敷いてみたものの、それを突き破って背の高い雑草が生えてくるのだとか。夏前の草刈りをやらないとやぶ蚊が寄ってくるため、やらざるを得ません。家庭菜園や花壇に興味がない人でも避けて通れない、面倒なポイントです。
【気をつけてないと庭に物を置きがち】
自転車や子どもの外遊び用おもちゃが置きやすいのは大きなメリットですが、気をつけないといけないのが「大きな荷物を捨てたり保管したりするのを後回しにしがち」というデメリットもあるそうです。特にAさんが今気にしているのは4本のスタッドレスタイヤ。水も入るし、外に置いておくことで劣化も気になるのに夫は「保管料がもったいない」と全部引き取って帰ってきたそうで、意見が割れている状態なのだそうです。
【毎月の専用庭使用料】
専用庭はベランダと同じように「専用使用権」が認められた共用部になります。そのため、毎月1,000円程度の「専用庭使用料」を共益費と共に支払っています。Aさん宅は「庭があってよかった」と思えているので気になりませんが、結果的に「全く庭を使えていない人」だともったいなく感じるかもしれませんね。
メリットもデメリットも、実際に住んでみないとわからないお話を伺うことができました。「家庭菜園が作れる」や「庭でプールができる」といったよく知られたポイント以外にも、小さなメリット・デメリットがあるものですね!