遊び好きな先住猫と暮らしていたXユーザー・ソアラとスイさん(@soaranyan1120)。そんな暮らしに新たに加わったのが、保護猫の女の子「スイ」ちゃんでした。やがて先住猫ときょうだいのように寄り添う存在へと成長したスイちゃん。家庭にいっそうの笑顔をもたらしてくれた、その出会いの軌跡とは—。
口ひげ模様の子猫に“ひとめぼれ”
先住猫のソアラさんが遊び好きだったこともあり、いつか相性のいい子を迎えたい—そう考えていた飼い主さん。広めの家に引っ越したことをきっかけに環境が整い、新たな家族を迎える決意をしたといいます。
「保護猫にしようと決めていたので、里親募集サイトでご縁を探し始めました。すると、口ひげとあごひげ模様が特徴的な子猫に目が留まって…一目惚れ。『この子を迎えたい』と思ったんです」
こうして2022年9月、生後2カ月半だったスイちゃんは家族の一員になりました。
初日からマイペース全開!おしゃべり娘とのにぎやかな毎日
お迎え初日、スイちゃんは物おじすることなく、堂々とした様子を見せてくれたそうです。
「怖がることもなく、『ケージの中から出して!』って感じで騒いでいて(笑)。おもちゃなど初めて見るものに目をまん丸にして、ビックリした表情をしていたのが印象的でした」
性格は、先住猫ソアラさんとは正反対。落ち着いたソアラさんに対して、スイちゃんはとにかく活発で、運動神経も抜群。高い場所やテレビの上に登ったりと、最初のうちは大変だったそうです。
「登ってほしくない場所には両面テープを貼ったりして対策しました。猫ってベタベタを嫌がるって聞いたので」
そんなスイちゃんの存在は、家の空気も明るく変えていったといいます。
「とにかく元気なので、家の中が明るくなった気がします。おしゃべりさんで、よくニャーニャー話しかけてくるんです。女同士でおしゃべりしている感じですね(笑)」
兄猫との距離感、少しずつ近づいて
最初はソアラさんとの相性に少し不安もあったといいます。
「一時期は、別々の部屋で暮らさせたほうがいいのかなと悩んだほどでした。でもスイちゃんが成長して、やんちゃが少し落ち着いてきたころから、自然と距離が縮まっていきました」
今では追いかけっこやプロレスごっこをしたりして、一緒に遊ぶほど仲良しに。ときには近い距離でくつろぐ姿も見られるようになったそうです。
“こらーっ!”の毎日から、ふみふみ添い寝へ
現在、スイちゃんは2歳。やんちゃだった子猫時代を思い返しながら、飼い主さんはその変化をしみじみと感じています。
「お迎えしたころは、体格が3倍あるソアラさんにも飛びかかっていって、『こらーっ!』って毎日言ってました(笑)。でも今はやんちゃが落ち着いて、甘えん坊が増しました」
就寝時には、必ず一緒に布団に入ってくるのが習慣になっているそうです。
「寝るときはいつも付いてきて、喉をゴロゴロ鳴らしながらふみふみ。そのまま横で一緒に寝ています」
元気で無邪気なまま、少しずつ落ち着きを見せてくれるようになったスイちゃん。その姿に、飼い主さんはこう願います。
「やんちゃは落ち着いたけど、明るく元気いっぱいなところは変わっていません。このまま病気や怪我をすることなく、天真爛漫なスイちゃんでいてほしいですね」