「めっちゃいいデジカメ」と思いきや、画像の保存はまさかの…「昭和世代は懐かしい〜」「今見てもかっこいい!」

東寺 月子 東寺 月子

最近「エモい写真が撮れる」と、古いコンパクトデジタルカメラが「オールドコンデジ」と呼ばれ人気を集めています。そんな中「まだ動くのか.…!?」と筆者も驚いたSNSへの投稿がありました。

「めっちゃいいデジカメを手に入れた。フロッピーディスクに記録するやつだぜ」

だれかさんねっとさん(@darekasan_net)が投稿した画像に写るのは、なんとフロッピーディスクに画像を記録するソニーのデジタルカメラ「デジタルマビカ 」です。

「めっちゃ懐かしい〜 小学生の頃使ったような記憶が」
「私の最初のデジカメはコレでしたわ」
「旅に出る時はフロッピーを何十枚とカバンに突っ込んで撮りまくっていました」
 「解像度低いけど味のある写真が撮れる」
「名機なんよ」

当時を懐かしむ声があがる中、「フロッピーディスク? なんですか。それ?」というコメントも見受けられたこの投稿、気になるこのカメラの入手方法などを、だれかさねっとさんに伺いました。

独特の動作音や感触、フロッピーディスクならでは

ーーこのデジカメはどうやって手に入れたんですか?

「つい先日メルカリで購入しました。リサイクルショップ巡りが趣味で、90年代や2000年代の心にグッと来たデバイスを集めています。古いデジカメのほかにはブラウン管モニターや40年前のパソコンなどを持っています」

ーーXを拝見すると、フロッピーディスクが今お気に入りのようですが、リアル世代ですか?

「1998年生まれなのでリアルタイムで使っていた世代ではないです。フロッピーの動作音や差し込む時の感触が好きなんです」

ーーでも、今ではフロッピーディスクは入手しにくいですよね?

「リサイクルショップで極稀に見つけることができ、見つける度に買っています」

ーー最新アイテムの方が手に入れやすいし、便利そうですが……

「たしかに現代のデバイスのほうが圧倒的に便利です。ただ、便利であることが全てではないと思います。例えば、データを読み書きする際の動作音やちょっと面倒な取り扱い方法などは現代のデバイスでは得られない独特な味があり、心地よく感じます。素人なので簡単な調整しかできませんが、自分で修理できるものは自分で修理して使っています」

確かにフロッピーディスクって、独特の操作音がありましたね。この機種についてソニーの担当者の方にも話を伺ってみました。

その当時は、憧れの「高級デジタルカメラ」

ーーこのデジタルカメラの特徴はなんでしたか?

「写真から推察すると、これは1997年8月に発売されたデジタルスチルカメラ『デジタルマビカ』MVC-FD7で、当時の価格で88000円(税別)。その頃、普及していた3.5型フロッピーディスクに直接画像を記録し、パソコンに取り込むことを可能にして手軽にデジタルカメラの画像を扱えるようにした点が特徴でした」

ーーどれぐらいの期間、販売されていたのでしょうか?

「残念ながら販売台数などの記録は残っていませんが、非常によく売れたヒット商品だったという事です。『デジタルマビカ』は、2000年代初頭まで主にアメリカを中心に販売されていました」

ーーちなみに、フロッピーディスクって何年くらいまで製造されていたんでしょうか?

「弊社では2011年3月末にて、販売終了となっております」

筆者の想像より意外と長く製造されていたフロッピーディスク。今、未使用品のフロッピーディスクを持っていたらお宝かも!?と、ちょっとデスクを漁ってみようかと思いました。

だれかさんねっとさん
https://x.com/darekasan_net

ソニー
https://x.com/sony_jpn
https://www.sony.jp/

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