気象庁は今日7日、東京地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。東京地方では、昨年(2023年)に続き、2年連続の発表となります。富士山の初冠雪の観測開始が1894年、東京地方の木枯らし1号の観測は1951年からと開始時期は違いますが、木枯らし1号が発表された年、同じ日に富士山の初冠雪が観測されるのは初めてです。
東京地方で「木枯らし1号」
今日7日は、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、東京地方では季節風が強まりました。
東京都心では、10時54分に最大瞬間風速13.7メートル(北西)を観測しました。
そのため、気象庁は、今日7日「東京地方で木枯らし1号が吹いた」と発表しました。東京地方では、3年ぶりに木枯らし1号の吹いた昨年2023年に続き、2年連続の発表で、2023年より6日早いことになります。
なお、富士山の初冠雪の観測開始が1894年、東京地方の木枯らし1号の観測は1951年からと開始時期は違いますが、木枯らし1号が発表された年、同じ日に富士山の初冠雪が観測されるのは初めてです。
木枯らし1号の条件(東京地方)
木枯らしとは、晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風のことを言い、その年最初の木枯らしを「木枯らし1号」として気象庁が発表しています。
東京地方の木枯らし1号の条件は、
・期間は10月半ばから11月末までの間
・気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと
・東京における風向が西北西~北
・東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上
気象庁は、これらを基本として、総合的に判断して発表しています。
なお、2024年は、近畿地方の木枯らし1号も、11月7日に発表されました。