夏休み…お出かけの際は気をつけたい! 外出時に「エアコンを切り忘れた経験がある」約6割

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多くの人が「気になる」夏場の家のニオイ。長期休暇や普段の外出時のエアコンの注意ポイントについて、パナソニック エアーマイスターの福田風子さんは、以下のように解説しています。

【エアコンのプロが教える夏の嫌なニオイをケアするエアコンの使い方】

▽多湿時のニオイの除去方法!効果的なエアコンの使い方も
多湿時のニオイには、エアコンを使うことで効果的にニオイを軽減できます。風量を最大にして、風向をスイング、除湿(ドライ)運転でできるだけ低めの温度(湿度)で30分~1時間くらい運転することで、湿度にのって壁や布製品から出てきたニオイ成分を回収して除湿し、結露水としてエアコンから排出することができます。また、エアコンを使わずにニオイを軽減するためには「換気」も有効ですので、窓開け換気をしましょう。

▽「カビ」について
高温多湿環境はエアコン内部にカビが生える原因にもなります。不在時に生えたカビが“カビ風”として帰宅後にお部屋にまき散らされて、ニオイの原因となってしまう可能性もあります。

▽長期外出前は特に注意!エアコンをしっかり乾燥をさせてから外出を
環境にもよるものの、不在日数が3日程度から、カビ発生のリスクが高まり、目に見えるほどに増殖していきます。外出で閉め切ったお部屋が高温多湿環境となる夏場。特に夏休みやお盆休みなど長期休暇を控える方は、「内部クリーン運転」を活用しエアコン内部をしっかり乾燥させてから外出することで、カビを対策しましょう。

▽「内部クリーン運転」とは
冷房や除湿運転を行うと、エアコン内部に結露が発生します。この水はドレンホースから外に出されますが、内部の湿度は高いままで、カビが発生しやすくなります。そこで「内部クリーン運転」でエアコン内部を乾燥させる必要があります。(すでに付着した汚れやカビを取り除く機能ではありません。)

【エアコンのプロが教える長期外出時のエアコン注意ポイント】

▽プラグは差したままに
長期外出の際にコンセントからプラグを抜く人もいますが、エアコンの待機電力は1W以下になります。エアコンによっては、使用していない間も内部の温湿度センサーを働かせ、カビの発生しやすい環境になると「内部クリーン運転」を開始するエアコンもあるので、そのような機能を活用している人はプラグは差したままにしましょう。

▽エアコンの切り忘れには注意を
ついやってしまいがちなのが外出時のエアコンの切り忘れ。特に外出が長期になればなるほど、そのショックは大きいものです。長期外出の前は忘れずに「停止」ボタンを押して外出しましょう。

停止後に内部クリーン運転が働く場合がありますが、内部クリーンは運転停止後に自動的にオフになるため、運転停止時の内部クリーン運転は切らずに安心してお出かけください。

▽タイマー運転や室温(高温)みはり機能をオフに
意外と忘れがちなのは、タイマー運転を設定したまま外出してしまうケース。外出時はしっかりとエアコンを消したのに、帰宅したらタイマー設定でいつの間にかオンになっていた…ということがないように、タイマー運転を切ることも忘れないようにしましょう。

また、この季節は室温が高くなると自動で冷房をONにする機能を活用されている方もいらっしゃると思います。この機能は室温が条件になると自動で運転するため、長期不在時にはオフにすることをおすすめします。

【エアコンのプロが教える普段の外出時のエアコン注意ポイント】

▽節電にもつながる帰宅時の注意ポイント!エアコンをつける前にまずは換気を
帰宅後すぐにエアコンをつけると、外出中に閉め切ったお部屋の中で高温になった空気を冷やすために、消費電力が大きくなってしまいます。一度、エアコンをつける前に換気をして熱気を出してからエアコンをつけると、節電にもつながります。

▽夏の外出、「つけっぱなし運転」と「こまめに消す運転」はどっちがおトク?
エアコンは、こまめにオフにするより「つけっぱなし運転」の方がおトクになることがあるとも言われています。これは、室内の温度が高いときにエアコンの運転をオンにすると、お部屋を急速に冷やすために多くのパワーが必要になるためです。

いったん室内を適温にすればつけっぱなしでも少ない消費電力でキープできますが、外出の度に運転をオフにしていては室温が外気温からの熱を受けて高温になるため、帰宅してオンするたびに「強運転」となってしまい、消費電力が増えてしまいます。

▽外気温によって使い分けることで節電に

冷房使用時において、住宅の断熱性、室内熱負荷などの環境によるものの、外気温が35℃以上の“猛暑日”のような場合は、室温が上昇しやすいため、「つけっぱなし」運転がお得ですが、30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながることが分かりました。

▽「つけっぱなし運転」もしすぎないことが大切
フィルターにホコリがみっしり付いた状態で運転させるとモーターやコンプレッサーに負荷がかかってしまうため、「つけっぱなし」運転の場合でも24時間稼働は行わず、1日のうち数時間はエアコンを休ませて自動おそうじ機能や内部クリーンを活用するのがおすすめです。

   ◇  ◇

【出典】
▽パナソニック「エオリア」調べ

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