東京都に住むTさんは、2023年11月18日に愛猫のりこちゃんをお迎えしました。のりこちゃんとの出会いは2023年8月頃、「雨と雪」さんが投稿したのりこちゃんという猫のポストを見たことから始まります。それ以来、Tさんはのりこちゃんのポストを追い続け、ついには会社を半休して11月の譲渡会に足を運び、初めて直接会うことができたそうです。
のりこちゃんは、東京都府中市のゴミ屋敷から「雨と雪」さんによって保護された猫です。保護当時の年齢は約11歳で、現在も推定11~12歳くらいです。
Tさんは、元々お世話をしていた猫さんが2022年11月に20歳で亡くなり、ペットロスのような状態に陥っていました。しかし、約9ヶ月が経ち、再び猫をお迎えしたいと思うようになりました。
「亡くなった猫にシニア猫の魅力を教えてもらったことから、次に迎える猫もシニア猫と決めていました。でも、どこでお迎えすれば良いか分からずにいました。そんな時に出会ったのがのりこちゃんでした。」
のりこちゃんは、10年以上もお外で頑張ってきた猫で、Tさんは里親を募集しているということを知り、すぐに会いに行きたいと思いました。譲渡会で初めて会った時の印象は、「たくさんの人に見られて緊張しているようでした。あまり見ない方が良いかな、と思うくらい微動だにしない姿でした。」
Tさんは、早く譲渡会から抜け出してリラックスさせてあげたいと思ったそうです。
心臓がどうかなりそうなほど可愛い
初めてのりこちゃんをおうちに迎えた日、のりこちゃんはトイレに籠城し、ご飯とお水も完全に拒否していました。新しい環境に緊張していたのでしょう。
Tさんは、のりこちゃん改め、名前をつむぎちゃんにすることにしました。Tさんは「のりこちゃん」から変更することをとても悩みましたが、新しいお家でゆっくりと関係を「つむいで」いけたら良いなと思い、「つむぎ」と名付けたそうです。
つむぎちゃんは、猫らしいツンデレです。しかし、デレた時には心臓に悪いくらい可愛い一面を見せ、日向ぼっこをしながら目を細める姿がとても愛らしいとTさんは話します。
つむぎちゃんを迎えてからというもの、Tさんの生活は一変しました。
「大好きだった猫を亡くし、もう猫を迎えるのは無理かもと思うほど落ち込んでいましたが、つむぎちゃんをお迎えしてからは毎日が楽しく、幸せな日々が続いています。毎晩一緒に寝ることができ、つむぎちゃんのおかげで日々の生活を頑張る力が湧いてきます。」
Tさんにとって、つむぎちゃんとの出会いは再び笑顔と喜びを取り戻すきっかけとなりました。シニア猫ならではの穏やかで愛らしい時間が、これからも続いていくことでしょう。