SNSの世界には、愛犬や愛猫の可愛いさを自慢したい飼い主さんと、たくさんのワンちゃんや猫ちゃんの可愛い様子を見て癒されたい人たちがいます。
そんなインターネット上のWIN-WINな関係性を「図」にしたイラストを、「カクヨム」で現代ファンタジー作品を連載中の小説家、石木半夏(@iskhng)さんがX(旧Twitter)に投稿。そのコミカルかつ意味深な「図」に、16万6千以上のいいねがつきました。
「やさしいインターネッツ」「WANWANでWINWIN」
「図」に描かれているのは、【インターネットのない世界】で「愛犬を自慢したい飼い主」と「犬が見たい”おれ”」が互いに繋がれずにしょんぼりしている様子と、【インターネットのある世界】で「愛犬を自慢出来て嬉しい飼い主」と「犬が見れて嬉しい”おれ”」が繋がれたことで共に笑顔になっている様子。ネット世界が生んだ幸せな「図」に、多くの共感の声が殺到しました。
「全くもっておっしゃる通り!」
「WANWANでWINWIN」
「分かる、やさしいインターネッツがそれ」
「かわいさだけを搾取ってところが正にそう」
「全部こうなら、SNSは楽しいんですけどね」
「おれ」さんの表情、邪悪過ぎ
また、「犬が見れて嬉しい”おれ”」の「犬の可愛さだけを搾取」できた邪悪な笑顔にクギヅケになった人も続出。
「”おれ”さんの表情、邪悪すぎて好き」
「笑顔が強欲な壺すぎる」
「犬を見れて嬉しいにしては笑顔が悪い人過ぎ」
「図にするほどか!と思いましたがほのぼのしてて何かを搾取できて嬉しいです」
「可愛い犬」を巡るネットのない世界とある世界の関係図と、”おれ”さんの邪悪な笑顔の裏に隠された真意について、石木半夏さんにお話を聞きました。
誰かの愛犬を見られる幸せと、現代のテクノロジーの威力
ーー今回投稿された「犬(かわいい)」を巡る「図」を描いたきっかけは?
「私は犬が大好きなのですが、家族がアレルギーなので飼うことができず……。それで、インターネットにアップロードされている犬の写真や動画などをありがたく拝見しています。いつものように犬の動画を眺めていた時、ふと遠く離れた見知らぬ方の犬を見せてもらえることのありがたみと、それができる現代のテクノロジーのすごさに思い至り、直感的に勢いそのままで描いたのがあの図でした。5分とかからずに描いた雑な図なのに、想像していた何百倍、何千倍と広まっていて、率直に驚いています」
ーー石木さんはどんな犬がお好きなのですか?
「犬は当然みんな可愛いですが、個人的には大きいワンちゃんが好きですね。グレート・ピレニーズ、バーニーズ・マウンテンドッグ、サモエド、ボルゾイ、ゴールデン・レトリバー……絞り切れません(笑)」