「完璧で究極なシマエナガの写真撮れた!」羽を広げる小鳥の美しい姿を激写、撮影の意図を聞いた

椎名 碧 椎名 碧

「完璧で究極なシマエナガの写真撮れた!! もうこれ以上はない!!」

こんなつぶやきと共に、美しい野鳥の写真が3枚、投稿されました。まるで時が止まったかと錯覚するほど美しいシマエナガの姿に目が奪われますね。約9万いいねが付くほど、話題になりました。

「感動が止まらない…」
「ビューティフォー…」
「可愛いだけじゃなくて美しい」
「1枚目の写真が神がかってます」

リプ欄でも感動と絶賛のコメントで埋め尽くされています。

ツイートをされたふぁらお(@Pharao444)さんにお話を聞きました。

ーーこちらの写真が撮れた時の率直な感想は?

「撮れた喜びというよりも安堵感の方が大きかったです。ずっと狙ってた瞬間でしたので。普段見ないようなシマエナガの写真を撮ってやろうと息巻いていたので想定していたクオリティのものが世に出せて安心しました笑」

ーー難しそうな写真ですが撮影の際のコツなどはありますか?

「シマエナガをはじめとした小鳥の飛翔シーンは動体撮影の中でも最上級クラスで難しい撮影です。あまりにも素早く動き、かつ予備動作も殆ど分からないためピントを合わせるのはもちろんのこと、画角の中に収めることがそもそも難しい撮影ジャンルです。

被写体が来るまでの長い時間を待機できる、通い詰められる忍耐力や、来た時に慌ててカメラを動かさない冷静な判断力、被写体の動きを正確に把握する観察力や大砲レンズのような重い機材を振り回せる体力、シーンに合わせた最適な機材を選べる審美眼、様々な要素が複合的に組み合わさった上で最終的にシャッターチャンスを自分のものにできる引きの強さ等、いろいろなスキルが要求されます」

ーー今回の写真の狙いは?

「シマエナガという可愛らしい鳥が美しく羽を広げて飛んでいるところですね。多くのシマエナガの写真というのは『枝の上に止まっているふっくらとしたお饅頭のような可愛らしい姿』です。そもそも見た目が可愛らしいシマエナガが雪の中で丸々と小首を傾げながらこちらを見ている様子はどう転んでも『正解』になります笑。

しかし、ある種そのような可愛らしいシマエナガの写真は巷に溢れかえっているので、カメラマンとしては誰も狙えないような『美しくかっこいいシマエナガ』の写真を撮りたくなります。元々小鳥が羽を広げて飛んでいる写真は少ないので、シマエナガでそれをやったらとんでもなく反響を呼ぶのでは?と思い今回見事撮影に成功できました」

ーーこれまで撮影してきた写真の中で特にお気に入りは?

「同じく北海道で撮影できた流氷の上に降臨するオオワシの写真と、鮭を捕食するヒグマの写真。それから舌を出して温泉に浸かっている子猿の写真と水上で羽を洗っているカモの写真です。どれも一瞬の表情とタイミングを完璧に捉えられた自信作で過去にフォロワーをはじめ多くの人に届いた写真です」

ーーこれからカメラを始める人にアドバイスを

「『美しさの言語化』を行ってください。美しいものを見た時、それがなぜ美しいのかを言葉にして自分の中で腹落ちするくらいまで深掘り理解することが上達の最短の道です。
詳しくはこの動画の後半で分かりやすく解説しています。特別な才能等は一切必要ないのでこれだけを愚直にやり続けてください。必ず上達します」

ふぁらおさんは「後悔させないので『ふぁらおチャンネル』ぜひ登録して見てみてください!(笑)カメラを全くやってない人でも余裕で楽しめるライトな内容でやってます」と話してくれました。

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