「キャンプは出会いの場じゃない」ナンパ被害の騒動で男性キャンパーが経験談を投稿し話題に「手助けはほんの少しでいい」

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

キャンプに「出会い」は期待してない

ーー「手助けはほんの少しでいいんです」とツイートされていましたね。

「あの日の僕は男性のキャンプ仲間と共に、ソロ同士2人でグループ・キャンプをしていました。実はあの頃、どの界隈にもいる『教えたがり』が問題視されていたんです。だから声をかけるかだいぶ悩みました。でも遠目に見ていても困っているのは明らかでした。困った時はお互い様だし、執拗に話しかけさえしなければ大丈夫だと思い、意を決して行動に移しました」

ーー声をかける際に気をつけていることは?

「気を付けていることなんてありません。だって、声をかけることが目的ではないですから。もしトイレで女性とすれ違っても、会釈や挨拶をする程度ですし、キャンプに出会いなんて期待してないです。美味しいキャンプ飯を食べ、ビールをかっくらう最高の時間を過ごすために自分達はキャンプに来ています。だから動画の男性とは前提が全く異なるし、声をかけたくて周りを伺っているわけでもありません」

ーー今回のエピソード以外にも、誰かを助けたり、助けられた経験は…?

「あのような経験は初めてのことでした。もともとソロやグループでキャンプをする機会が多いので、困った時は仲間が助けてくれますし、知らない人に助けられた事もないです。そもそも、助けてもらえばいいか!という気持ちでキャンプはしてないですね。心配性という性格もあり、『何かあったら…』と考えて、キャンプの時はギアを揃えて挑んでいます。そのため、いつも荷物が多くなっております(笑)」

モラルとマナーを守り互いの「自由」を楽しむ場

ーーJIMAさんの考える「キャンプ」の魅力は?

「『自由であること』でしょうか。実生活ではあれこれ縛りのある中で生きていますが、キャンプに出ると、そういうことをリセットできるのも魅力かと思います。もちろんルールやモラルを無視した自由ではなく、周囲に気を配り、常識的な考えのもと、自分の好きなようにテントを設営し、ギアをディスプレイして楽しむ……究極の自己満足世界だと僕は思っています」

同様の被害を受けた女性、「おっさん」に助けられた「初心者おっさん」の経験談も

今回投稿されたJIMAさんの一連のツイートに対して、リプ欄には称賛の声と共に、キャンパー勢からの経験談も多く寄せられました。

「私も酔っ払った2人組の男キャンパーに絡まれて何回もサイトに来られたことあるけど、全国のソロキャンパーとみんなでこれからズーム繋いで飲むって企画なので無理ですって言った」

「自分も(困ってるキャンパーに)1回だけ協力したことがあります。当然名前も聞く必要ないしそのままにしてたら、差し入れしてもらいましたね」

「私はキャンプを始めたばかりでタープ張りに戸惑っていた時、おっさんに声をかけていただいたおっさんです」

JIMAさんは今回の取材に対し、グループで出かけていたキャンプ先から回答を送ってくださいました。

「今回は自分主催のソロ&グループ・キャンプで、大人11人子供3人で行いました。みんなで焚き火を囲み、キャンプの話で楽しく盛り上がり、自分が用意した海鮮を振る舞い、みんなに美味しい!楽しい!と言ってもらえるのが最高に幸せでした。キャンプ中、みんなで例の動画についても話し合いました。性別など関係なく、人として常識ある行動を心がければ、あのような問題は起こらなかったと思います」(JIMAさん)

今回騒動になった動画に対しては、ヒロシさん、じゅんいちダビッドソンさんら有名人キャンパーや、当該サイトとは別のキャンプ場運営からも注意喚起や警告の声が上がっています。

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