部活や習い事のほか、学校行事などでも忙しい高校生ですが、大学受験を経験した人は1日に何時間受験勉強をしていたのでしょうか。大学受験をした経験がある全国の男女1000人に調査をしたところ、3割弱の人が「1日5時間以上」と回答しました。また、塾や予備校に通っていた人のうち、7割強の人が「塾や予備校は効果があった」と回答したそうです。
株式会社NEXER（東京都豊島区）が運営する『日本トレンドリサーチ』と医学部受験予備校『医進の会』が共同で2023年5月にインターネットで実施した調査です。
まず、「1日何時間くらい受験勉強をしていましたか」と聞いたところ、「2～3時間未満」（19.3％）、「3～4時間未満」（18.6％）、「4～5時間未満」（15.9％）、「5～6時間未満」（11.6％）といった回答が上位に並び、「5時間以上」と答えた人は合計で27.5％でした。
続いて、「大学受験勉強の際、塾や予備校に通っていましたか」と聞いたところ、37.3％の人が「通っていた」と回答。その理由としては、「自分だけでは管理しきれないと思ったから」（20代男性）、「周りが通っていたので必要なものだと思っていた」（30代女性）、「高校だけでは国公立に行けないから」（30代女性）、「一人だとさぼるから」（50代女性）といった声が寄せられました。
一方、塾や予備校に通っていなかった人（62.7％）からは、「経済的な問題」（60代男性）、「学校の授業で充分だったので必要性を感じなかった」（50代女性）、「大きな教室で他人と同じことを勉強するより自分のペースで勉強する方が効率が良いと思った」（50代男性）、「部活をしていたので行く時間がなかった」（40代女性）などの意見が寄せられました。
また、塾や予備校に通っていた373人に対して、「塾や予備校に通って効果がありましたか」と聞いたところ、76.4％の人が「効果があった」（とても効果があった：30.3％・やや効果があった：46.1％）と回答しています。
「効果があった理由」としては、「対策や準備を効率的にできたと思う」（30代女性）、「コツが掴めると点数があがった」（40代男性）、「受験勉強の仕方が分かり、自分の弱点も分かり、効率よく勉強ができるようになった」（40代男性）といった声が寄せられました。
一方、「効果はなかった」（23.6％）と答えた人からは、「彼女と遊んでしまった」（50代男性）、「自分のレベルにあっていなくて身に付かなかった」（50代女性）、「予備校に行っただけで満足してしまい、授業中は寝てたから」（50代女性）などの意見がみられました。
最後に、全回答者に対して、「受験勉強のときに集中するコツや、勉強方法のコツなどはありましたか」と聞いたところ、31.3％の人が「あった」と回答。
具体的には、「解答をひたすら覚える。過去問を徹底的に研究する」（50代男性）、「疲れているときや眠いときは無理しない」（60代男性）、「弱点の問題だけを集めた自分問題集を作成した」（40代男性）、「机の上にスマホなど気が散る原因になる不要なものを置かない」（30代女性）といった回答が寄せられました。
また、受験勉強で印象に残っている思い出などについては、「友達とクイズを出し合ったり、競いながら勉強したこと」（20代女性）、「一つの目標に向かって1年間集中したことは過去の人生で類を見ない経験だった」（40代男性）、「他校の可愛い子と会えるのもモチベーションの一つになった」（40代男性）など、さまざまなエピソードが寄せられました。
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【出典】
▽日本トレンドリサーチ／【大学受験】1日どれほど勉強していた？ 27.5％が「5時間以上していた」
https://trend-research.jp/18020/
▽医学部受験予備校 医進の会
https://ishin-kai.info/
