2022.12.15(Thu)

【漫画】猫と飼い主、どっちもツライ投薬事情に「我が家も全く同じです」「毎日心折れそうになります」

　今はゆったり暮らしつつも、毎日お薬が必要な「猫さま」の投薬事情について描いた漫画が話題になりました。猫の投薬…難しい！！　漫画を描いた「松本ひで吉（@hidekiccan）」さんにお話を聞きました。

　松本さんが飼う猫さまは、手術を受けて、現在はお薬で病気をおさえています。ところが、猫さまは薬を全拒否。ゴハンに混ぜたり、おやつに仕込んだりしても騙されません。仕方がないので、無理やり口を開けて薬を押し込む日々です。

　そんな猫さまの拒否ぶりに、松本さんは５月に亡くなった「犬くん」を思い出します。薬をおやつのように直接食べたり、素直に口を開けて躊躇なく薬を飲んでいた犬くん。なんの苦労もなかったな。

　毎日無理やり飲ませていると猫さまに嫌われちゃいそうなので、松本さんはいろいろな方法を試してみました。その中でこれはいけるのではないか？と思った方法が、最近猫さまが好きな味の濃いおやつに、薬を４分割して埋め込んでみる方法です。さぁ、薬入りおやつは4つ！

　１投目は薬なしです。ウマウマと美味しそうに食べる猫さま。２投目は薬入り。ウマウマ…ん！？、ヤバ…なにかに気付いた。すかさず３投目は薬なしを「おいしいね〜！」と言い聞かせながらあげます。おかしいと思いながらもとりあえず食べる猫さま。気を取り直して４投目は薬入りです。

　やはり騙される猫さまではなかった。「やっぱりか！」と言わんばかりに、薬入りのおやつを吐き出し、振り向きざまに騙した松本さんを睨んでから、どこかに走って行ってしまいました。その後ろ姿を、同じく傷つきながら見送る松本さん。そんなこんなで「騙すよりも押さえつけて嫌われる方がよほど楽」という結論になり、口への直接投入になったことが描かれました。

　松本さんにお話を聞きました。

──猫さまは、よく噛んで食べるのですね。

　よく噛みます。犬は飲み込みますが、猫はゆっくり噛みますよね。

──そうなのですね。漫画のように騙したみたいになると、ちょっぴり嫌われちゃうのですか？

　かなりの間姿をくらますので悲しくなります。

──後日、現在の１日のルーティンを漫画にされています。口に薬を入れてもしばらく姿が見えなくなってしまうのですね…騙した時よりはマシなのでしょうか。

　そうですね。結局お口にダイレクト投入することにしました。彼もその方がショックが小さいようです。

──リプライには投薬補助のオヤツがいろいろと投稿されていました。便利そうなものがあって驚いたりしたのですが、猫さまには通用しなかったのですね。

　いざ投薬することになったら投薬補助おやつに頼ればいいや、と思っていたのですが実際つかうことになって、うちの猫にはどれもこれもダメでした…。

　◇ ◇

　リプライには、同じく犬や猫の投薬に苦労している人たちからのコメントが寄せられています。

「我が家もまったく同じです…　毎日心折れそうになりますが、なんとか頑張ってます😭」
「うちの猫も全く同じでした😅　しかも食べたように見せかけて後でペッと吐くという時間差攻撃∑(ﾟДﾟ)　結局、無理矢理飲ませる結果に😅」
「我が家を見てるようですwww　ウチの子も好きなオヤツに包みましたがすぐに察してしまい、もう包む系のオヤツを全く食べなくなってしまいました💦　今はお互いに慣れて真上を向かせたら口開いて喉の奥に落とす❗️です(´▽`)」
「うーん、つらい　猫様も飼い主様も大変なのだなぁ」
「賢い～！　うちの猫は薬にまっっったく気付かないで『お！や！つ！いえーーい！』ってバクバク食べてます…逆に心配になります…」
「わかります〜。うちも『ちゅーる』に混ぜていたら最初は喜んで飲んでましたが気づかれてからは『ちゅーる』嫌いになり何も混ぜていなくても食べなくなりました。😭」