88歳の農家おじいちゃん、超ファンキーなモデルに変身!「見てる方も元気になれる」と絶賛の声

泡☆盛子 泡☆盛子

岡山でジーンズブランド「Rockwell Japan」を運営している、ぎおん👖Rockwell Japanさん(@twelveO2twelve)こと祇園涼介さんによる、「88歳のおじいちゃんが、歳とると派手な服が似合わんなる。とか言うからそんなわけないだろうと思って着てもらったら予想を超えてファンキーでカッコよくなった」というツイートが10万以上ものいいねを集めて大注目されています。

祇園さんはコメントで「失礼のないように補足します。近所のおじいちゃんから『歳をとるとなかなかオシャレができない』という声がありました。そこで @yeah70  様の写真を見せたところこれだ!となったので、僕たちなりにやってみました!(※ご本人から許可を頂いています)」と補足。

※筆者注:@yeah70さんことクドウナオヤ氏が秋田のおじい様に高級ブランド服を着てもらったところ、見事に着こなす「シルバーテツヤ」さんとしてSNSを中心に大人気となりました。

依頼を受けた祇園さんは「めちゃくちゃカッコいい服を着てもらって最高の1枚を撮ろう」と、古着屋でおじいちゃん(三好さん)が喜んで着てくれそうな服を探し、チームメイトのカメラマン・ロバート リーさん は撮影場所をロケハンして撮影に臨みます。

その様子をまとめた動画も公開中。のどかな農村の景色とファンキーな三好さんのコントラストが映画のようにキマっています。これは必見!

Twitterのリプ欄には「ファンキークールでカッコいい!笑顔と渋さのギャップが凄い!」「大変かっこいいですね!お顔も大変嬉しそうで渾身の1枚って感じがします」「いい表情ですねえ ほれぼれします」「うちのじいちゃんにもカッコいい格好させて、写真を撮ってあげたくなりました!」「これくらいはっちゃけてると見てる方も元気になれるよな」「88歳とは思えないほど背筋が伸びていて、こんな歳の取り方をしたいと思いました」などと感嘆のコメントが並びました。

おじいちゃんを格好良くコーディネートした話を聞きました

──三好さんとは普段どんな感じでお付き合いされているのでしょうか。

私は1年半ほど前に(撮影地である)岡山県真庭市に移住しまして、ご近所の三好さんと知り合いました。野菜や果物を分けてもらったりといろいろお世話になっているんです。田舎のコミュニケーションあるあるかもしれませんが、会ったら家に上がってお茶を飲んだりと長くなることも多くて、よく世間話をしていますね。

──その世間話の中から今回の企画が生まれたのですね。

そうなんです。三好さんが「若いもんはいろんなオシャレができてええんじゃけど、ワシらは派手な服は着れんのんじゃ」「周りを見ても地味な服ばかり着とる」「でもパッとした服を着ると活力が湧いてくる」と聞いて、「これはいつものお礼をするチャンスだ!」と企画を立てました。

──ファッションのプロならではの恩返しですね。動画の中で、三好さんが「歳をとったら赤を着ようと思っていた」とおっしゃっていましたが、それを聞いてどう感じられましたか?

聞いた瞬間に、たしかにカッコよくなるだろうなと思いました。三好さんに関わらず、お年寄りでもどんどん好きな服を着てほしいです。

──古着屋で三好さんのために購入された服の内容を教えてもらえますか。

ベージュコート、赤いフレアパンツ、ベレー帽、スカーフです。

──赤いフレアパンツは特にお似合いでしたね。祇園さんのスタイリングも抜群でした! 撮影中、三好さんのご反応で印象的だったことは?

撮影場所に向かうときの軽トラのハンドル捌きですね! あの日は明らかにキレが増していました。

──三好さんは写真を見てどうおっしゃってましたか?

→完成した写真を見せに行ったら、「恥ずかしいからやめてくれぇ」と言っていましたが、長い時間、何度も繰り返し見てたので本心は喜んでいると思います。

──本当に嬉しかったでしょうね。その顛末もまたぜひ動画や投稿で拝見したいです! 最後に、今回の祇園さんをお手本に「自分も周りのお年寄りにおしゃれな服を着てもらいたい」と思われた方に服の選び方のアドバイスをお願いします。

お年寄りだから、ということを一切無視すればいいと思います。自分が服を選ぶのと同じようにすればいいと思いますし、好きなものを身につければ良いのではないでしょうか。年代を問わず、周りからの反応よりも、自分の心が震える服を楽しく着てほしいと思います。

──たしかに、三好さんの嬉しそうなお顔を見ると「自分の心が震える服」の存在意義がわかります。

 ◇   ◇

祇園さんが運営しているブランドの看板商品であるジーンズ”JOURNEY ARMOUR”は、通称”人を歩かせる”ジーンズ。
歩き、動くほど身体になじんで抜群の履き心地になっていくのだそう。
祇園さんはそれを「誰かの挑戦の一歩目を後押しする」ジーンズと表していますが、今回の企画もそれに通じるものがあると感じました。

「年寄りだから派手な服は着にくい」という概念を突破した三好さんの一歩目は、多くの人に影響を与えてくれたと思います。ぜひシリーズ化してほしいですね!

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■祇園さんのブランド「Rockwell Japan」公式サイト
https://www.rockwelljapan.com/

■実はコロナ禍に1年間穴を掘り続けて地下映画館を作った人としてTV番組『激レアさんを連れてきた。』にも出演した祇園さん。その記録を残したYouTubeチャンネルも面白いです。
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