2021.11.06(Sat)

【漫画】「猫が吐いた！」やっとの思いで起き上がったのに…まさかの展開に大爆笑　「もうなんて言っていいのやら」

　天真爛漫で笑顔いっぱいの犬くんと、クールで渋めのお顔の猫さん、そしてトカゲちゃんと暮らす漫画家の松本ひで吉（@hidekiccan）さん。寒くなってきたある日の朝、松本さんの身に降りかかった災難を描いた漫画が話題です。

布団でぬくぬくしていたら、猫が来た

　秋を飛ばしていきなり冬になったかと思うほど、朝晩が寒くなりました。「ぬくぬくのお布団から出たくないよね〜」と、布団の中で朝の時間を楽しむ松本さん。そこに猫さまがやってきた。布団に猫がそろったら、もう起きられませんて。ここからは猫さまとのお布団タイムかと思った次の瞬間。なんの前触れもなく猫さまが「ゲボー！」うわぁ！「ノーモーションからの頭（ず）ゲローー！？」。吐くだけ吐いて、猫さまはあっという間に走り去っていきました。

　ひとり布団に残された松本さん。まずはシャンプーするべきか、汚れが浸透する前に布団を片付けるか、頭の中はどっちにすべきかグルグル回っています。考えすぎて、もうこのまま寝ちゃおうかなと現実逃避しそうに。

　いや、待て。うちには犬がいる。犬に気付かれる前に片付けなくては。「起きる、勇気！」、そうだ「勇気！！！」と勢いよく布団をめくり一歩を踏み出した松本さんの足の下で、犬のボールが「プピーーーー」。

　よりによって…おもちゃの音を聞きつけた犬くんが、大喜びで飛んできちゃった。

本人は笑えないだろうけど

　朝から猫には吐かれるし、犬に気付かれる前に片付けようとしたにも関わらず、自らおもちゃを踏んで犬を呼び寄せてしまった松本さんの気持ちを察しながらも、漫画に大爆笑の皆さん。

「あぁ、、、まさにふんだりけったりとはこの事ですねぇ、、、プピ～♪からの犬君のきゃーで堪えられなかったです―(*｀艸´)ﾜﾊﾊﾊ」
「あああ！あたしもたった今ノーモーションゲロの掃除をしたところです　急いでる時に限ってボール踏んでドリフトしながら現れる犬に　ごめん！間違えた！って説得するの結構大変ですよねー」
「お猫様は起こしに来たんだっていう解釈であってます??」
「カオス　朝から息できなくなるくらい笑わせてもらいましたw」
「ああああああ　もうなんて言っていいのやら、あああああ(;´д｀)」
「地獄だけど可笑しいw明日はきっと良い日です」

などと１６０を超えるコメントが寄せられています。このお気の毒な状況は珍しいことなのかと思いきや、多頭飼いさんは似たような経験があるようです。漫画の最後で、遊んでもらえると思って「きゃー♡」と走ってきた犬くんを、松本さんはどうやってやり過ごしたのでしょうか。松本さんに聞きました。

「ただのゲロは余裕だと思うんです」

──猫さまは、これまでの漫画でも吐いてしまうことがありましたが、「頭ゲロ」は初かしら…？

　わざわざ頭のところまできてのゲロは初めてでした。気持ち悪いのを伝えに来た途中に吐いたのだと信じたいところです。

──猫さまも吐いちゃってびっくりしたのかもしれませんね。ピュー！！っていなくなって、代わりに犬くんがピュー！！とやってきました（笑）。

　頭にゲロをのっけたまま、わき目もふらずお布団側のゲロを片付けました…究極の選択でした。

──もうその選択しかないような気がします…（笑）。リプ欄には、猫が吐いてマーライオンのような光景を見たり、とっさに手で受け取ったり、冷たくなったものを踏んでしまったりという日々が報告されていました。

　みなさんもう、ただのゲロは余裕だと思うんです。ゲロに何かの要素（場所が悪いとか、同時に来客とか、オンラインゲーム中とか）が足された時、あらたな試練になるのだと思うのです。

──吐くと思って飛び起きたら骨折しちゃったという方もいらっしゃいましたね。試練すぎます。今回の漫画のあとに続けて投稿された２つの漫画も話題になっていますが、今後は猫さまと犬くんの違いを表す漫画ではなく自由な形式で描かれるご予定ですか。

　犬と猫の対比のやつも描きたいのですが、なかなか時間がなくて描けておりませんで…ラクガキ感覚の漫画は描きたいときにちょいちょい描いていきます。

　◇　◇

　最新の「そろそろたのむわー。」という漫画では、楽しくなっちゃうと後ろ足で立ってしまう犬くんが描かれています。１２歳になって立つとよろけるようになった犬くんを、松本さんは普段からすかさず支えています。ある日、お茶を運ぶ松本さんの前でよろけた犬くんを、手が使えなかったのでギリギリ膝で支えました。「もうノリで立つのはやめないかい…」とプルプル支えながら言う松本さん。年を取っても、その時その時の愛おしい世界が描かれています。