「はじめて犬と会ったときのやつ」と、ツイッターに動画を投稿したTatsuro Suzukiさん（@tatsuro_suzuk）。そこに映っていたのは、生まれて初めて「犬」と真正面から対峙した「猫」の姿。
まずは「犬」のお顔の前に、そぉ～っとお手てを上げる猫。「猫パンチ！？」と思いきや、ぎこちなくその手を下げます。今度はすっと立ち上がり両手で犬にハイタッチ……しようとしてまたくじける猫ちゃん。これは間違いなくケンカを売っているのではなく、「仲良くなりたいけどやり方がわからない」やつ！
リプ欄には、「どう接していいかわからないの、可愛い」と、友達になる方法がわからない猫のオモシロ可愛い反応に悶絶する声が殺到しました。
「おまえ…猫？じゃないよな？ってなってる気がする笑」
「この体勢で、前足上げられる？不思議！」
「達人同士の戦いみたい」
「これ叩いて大丈夫なやつかな…的な」
「ハイタッチしたいのにしてくれない犬w」
犬「なんやこいつ…こわっ、近寄らんとこ…」
動画の最後、猫との争いを避けてスタコラ去っていくワンちゃん。その姿を寂しそうに見送る猫ちゃんは、家の中に迷い込んだセミを捕まえ、飼い主さんに見せに来る姿でも話題を呼んだ、つゆちゃん。昨年の秋頃、公園で瀕死の状態だったところをSuzukiさんに救われた、保護猫の女の子です。
Suzukiさんのお宅にはつゆちゃんのほかに、６歳になるフキちゃんと４歳のコマツちゃんという、２匹の甲斐犬もいます。けれど犬たちは普段、つゆちゃんとは別棟で生活。そのため、つゆちゃんはこの時生まれて初めてしっかりと「犬」と向き合ったのだそうです。
初めての「犬」とのぎこちない出会いについて、飼い主さんにお話を伺いました。
ーーどんなタイミングでつゆちゃんとワンちゃんは動画の状況に？
「友人がうちに遊びに来た際、動画の犬（イタリアングレーハウンド）を連れて来ていて、家の中で一緒に遊ばせていました。とても人懐っこい犬だったのですが、猫にあまり興味がないのか、つゆを鬱陶しがっていたようでしたね」
ーーつゆちゃんは猫パンチも繰り出さないし、シャーッと威嚇しているわけでもなさそうですね。
「この後もずっと犬を追いかけ回していたので、一緒に遊びたかったのだろうと思います。ただ、普段はほかの動物と遊ぶことがないので、どう接していいか分からなかったのかなと思います」
ーー切ない…（笑）。動画撮影時、つゆちゃんは生後どのぐらいだったのですか？
「この時はちょうど生後１０カ月くらいかと思います」
ーー普段のつゆちゃんはどんな猫ちゃんですか？
「普段はセミをとってますね。人がとにかく好きで、ものすごく人懐っこいです」
ーー動画の最後、ワンちゃんは争いを避けてどこかへ行ってしまいますが、この後のつゆちゃんは…？
「ずっと追いかけて遊んでいましたね。友人はうちに２日間いたのですが、２日間ずっとああいう感じで、犬を追いかけ回してました」
◇ ◇
飼い主さんと一緒にいる時はいつも喉をゴロゴロと鳴らしているという、甘えん坊で人懐っこい、つゆちゃん。初めてお家にやって来た「犬」とも仲良くなりたくて、ぎこちないアプローチを試みたものの、今回は片想いに終わった模様…。次こそ仲良くなれるといいですね。
■Tatsuro SuzukiさんのTwitterアカウント
