「光合成しながら散歩にゃ」と、家の周りを散歩する愛猫の写真をツイッターに投稿したこまめさん(@koebi_koimo)。そこに写っていたのは、つる草を優雅に身体に巻きつけた、おしゃれな猫ちゃんの姿! リプ欄には、「ジョジョに出てきそうw」「猫草」など、爆笑の声が集まりました。
「パリコレモデルみたい」
「強そう……」
「おしゃれキャット」
「ゲリラ部隊かと思った(笑)」
「力が欲しいか…?って聞こえてきた」
「戦場に向かう歴戦の兵士感あるw」
「狩る者の眼だ…」
「猫を何匹か殺めてきた目してる」
「くさタイプのねこポケモンだ!」と、つる草を巻いた姿をポケモンに例える声や、フシギバナと化した猫ちゃんのファンアートも寄せられるなか、「その葉っぱは”へクソカズラ”では…?」という冷静なリプライも。
いったいなぜ猫ちゃんは、”へクソカズラ”を巻いた姿でお散歩していたのか? 飼い主のこまめさんにお話を伺いました。
ーーモデルのように光合成散歩をしていたのは、「お散歩をしないとご機嫌がナナメになる4歳のメス、ここあちゃん」とツイートされていましたね。
「はい。ここあは我が家の対ネズミ番です。散歩が好きで、散歩には私が一緒について行くようにしています。いつも気まぐれにあちこち歩き回り、私に対しては、ついて来なさいって感じですね」
ーー「光合成しながら散歩にゃ」のここあちゃんは、どういう流れで光合成姿に?
「仕事が休みの日に庭の草むしりをしていた時、むしった”ヘクソカズラ”を見て、ふと、ここあにこれを巻いたらどうなるのか? という好奇心にかられて、です」
ーーおしゃれな仕上がりですね。巻かれたここあちゃんは嫌がらなかった?
「いつもと変わらずされるがままで、私が取るまでそのままでいてくれました」
ーー可愛いですね(笑)。ただ、”ヘクソカズラ”はちぎると臭くなるのでは?
「臭いが極力出ないように気を付けながら巻きましたので、問題なかったです」
ーーよかったです。ここあちゃんはどういう経緯でこまめさんちの子に?
「5年前に飼っていたこまめという猫が亡くなり、ペットロスとネズミに悩まされていたところ、同僚の家で子猫が生まれたと聞き、2匹引き取りました。その内の1匹が今うちにいる”こいも”で、こいもが生んだ子猫5匹のうち、2匹がうちの子になりました。それがここあと、もう1匹のこむぎという猫です。その後、こむぎと、こいもと一緒に引き取ったこえびという猫は亡くなってしまい、今はこいもとここあの母娘2匹がうちにいます」
ーーここあちゃんとこいもちゃんは母娘なんですね。
「はい。こいもは5歳になるここあの母猫です。こいもは飼い主以外には攻撃的で、なぜか娘のここあともそんなに仲良くないんです」
ーーなんと(笑)。光合成姿で散歩していたここあちゃんは、ご家族にとってどんな猫ちゃんですか?
「とても大切な家族であり、ネズミ番です」
◇ ◇
こまめさんちのネズミ番らしく、ハンターの目つきでおしゃれな光合成散歩姿を披露した、ここあちゃん。1年前に事故でシッポを大怪我したそうですが、「ハンティングが得意で、精神力と攻撃力が強く、何をしても怒らない優しさ、そして可愛さを兼ね備えたパーフェクトな猫だと思う」と、ツイートしていたこまめさん。
飼い主さんにつる草を巻かれても気にしない、優しくて有能なネズミ番、可愛いここあちゃんの活躍がこれからも楽しみです。