オサムグッズやストップペイルなど、1980年代の懐かしブランドやデザインが再び脚光を浴びています。そんな中、ツイッターで注目を集めるアカウントが「さえ☆原宿パステル気分」（@harajukupastel）。アイドル雑誌やファンシー文具、コスメなど昭和世代をキュンキュンさせる懐かしのグッズ写真を次々と投稿し、人気テレビドラマからはインテリア作りを協力してほしいと声がかかるほど。投稿主のさえさんに話を聞きました。
自宅に80年代再現ルーム
ーーコレクション歴を教えてください。
「高校生の頃から骨董好きな両親とともに、のみの市やアンティークショップ、リサイクルショップをまわるのが好きでした。当時は昭和レトロポップや70年代のサンリオを収集していたのですが、10年ほど前から昭和ファンシーグッズをコレクションしています。長いコレクション歴ですので何度も手放したり入手したりの繰り返しです」
ーーコレクション総数は？
「実際数えたことはないのですが3000点以上はあるかと思います」
ーーご自宅に専用部屋を？
「自宅の自室をコレクションルームとして80年代の再現部屋にしました。また実家の倉庫の1室も借りて、ファンシー部屋を作り収納もしています」
ーー購入はどこで？
「主に古い文具店や古い商店、リサイクルショップで購入しています。最近はフリマアプリでも購入しています」
ーー最近、昭和の懐かしブランドが再び脚光を浴びています。コレクターのさえさんから見て、なぜ再注目されていると思われますか？
「今、令和の時代に昭和のキャラクターが人気になるのは、同世代には懐かしいのはもちろん、若い世代には新鮮さと同時に、やはりどこかノスタルジックな気持ちにさせる要素を兼ね備えているからではないでしょうか。現代社会において懐かしさは最大の癒しだと思っています」
人気テレビドラマのお手伝いも
テレビ東京の人気ドラマ「きょうの猫村さん」で池田エライザさん演じる尾仁子お嬢様の部屋のインテリア作りもお手伝いしました。
「お金持ちのお嬢様だけど昭和ヤンキーチック漂う雰囲気でとのことで、パブミラーや赤いラジカセ、ヤンキーくん人形、ぬいぐるみ、コロンなど、当時の中学生のインテリアをイメージし提供させていただきました。また、6月発売予定の『ストップペイルファンシーBOOK』にはストップペイルにまつわる思い出話を掲載していただきます」
今、注目の昭和ブランドは…
今後、再ブーム到来の予感がする昭和のブランドを尋ねると、80年代に人気アイドルグループおニャン子クラブの衣装に採用され、原宿のショップには連日長蛇の列ができるほどの社会現象を巻き起こしたブランド名が上がりました。
「なんといってもSAILORS（セーラーズ）ではないでしょうか。原宿に憧れていた当時、買うことが出来なかった私ですが、復刻版も出ていますので、今コツコツと買っています」
普段は名古屋を拠点に80年代グッズの展示イベントを行うさえさん。7月4日には大阪で開催されるレトロ雑貨市「中之島うたかたレトロ市」に出店予定です。
▽さえさん「好きなシリーズベスト3」
第1位：レモンビレッジ
第2位：イージーボーイズ
第3位：きってしーる、ティッシュ、ばんそうこう
▽さえさん「お気に入りのコレクションベスト３」
第1位：昭和コスメ
第2位：カセットテープ 、おまじないBOOK
第3位：ファンシー再現部屋
