週末にかけてこの冬一番の寒気が流れ込み、8日朝は京都市の予想最低気温が氷点下4度となっている。京都市水道局によると、氷点下2度を下回ると水道管が凍結して破裂する恐れが出てくるといい、普段は強く冷え込まない市街地でかえって注意が必要だという。でも、水道管の凍結は、どうやって防ぐといいのだろうか。
気象庁によると7日正午の段階で、8日の予想最低気温は京都市と舞鶴市で氷点下4度となっている。
2016年1月、京都市中京区で氷点下4.1度まで下がる寒い朝があった。これは、21世紀に入ってからの京都市で最も低い気温だが、このときは水道管の凍結による破裂や漏水が京都市街でも相次いだ。
京都市水道局によると、氷点下10度近くまで下がる京都市右京区京北などの山間部ではなく、普段はそこまで冷え込まない市街地の住宅地で目立ったという。
といっても、市街地の住宅では、台所や風呂などの水道管は、地中から屋内を通っているため、凍結することはまずない。凍ってしまうのは、庭の水まき用の水道管や、外に置かれた洗濯機につながる「屋外」の水道管だ。
どうやって凍結を防止すればよいのか。市水道局は「保温材をまきつけること」という。保温材は、ホームセンターなどで購入できる。
また、少量の水を流し続けることも凍結防止につながる。糸を引くくらいの細い水流だと、水道料金もあまりかからないという。
このまま気温の予想が変わらなければ、市水道局は7日から、広報車20台を巡回させて、水道管の凍結への注意を呼びかけるという。