「食券のボタンに見えた」「クレイジークライマーっぽいホテルだなあと思いました」「チェキみたいでかわいいです」…
ホテルフクラシア晴海(東京都中央区)の外観を撮影した写真がSNS上で大きな注目を集めている。この写真を投稿したのはスイーツ作家のhacoさん。
たしかに客室の窓が壁面からひとつひとつキューブ状に浮き上がったその外観は、正体はわからないものの見る者に強烈な既視感を与える。このホテルについてhacoさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):こちらのホテルに宿泊、撮影されようと思ったきっかけをお聞かせください。
haco:こちらのホテルの写真を表紙に使って2017年に出版された「いいビルの世界 東京ハンサムイースト」(大福書林)の著者の一人なので、以前から泊まってみたいと思っていました。
外観が好きで何度か写真は撮りに来ていましたが、宿泊したのは今回が初めてです。
中将:ホテルとしての居心地はいかがでしたか?
haco:竣工1975年で45年経っていますが、ロビーや部屋はとっても綺麗に改装されています。
朝食もおいしくコンビニも近くにあるので過ごしやすかったです。おまけにリーズナブルです。
中将:ファミコンゲームの画面みたい、券売機みたい、など様々な既視感をうったえるコメントが寄せられていますが、反響へのご感想をお聞かせください。
haco:はじめ見たとき、わたしはブラウン管のテレビみたいだなと思いました。リプライで言われていた方がいましたが、Macintosh Color Classicやゲームボーイにも似ていますね。
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▽「haco」さんプロフィール
サイケデリックでキュートなスイーツを制作するpsychedelic sweets spicaとして活動中。駅の矢印や古い建物の写真を撮るのが好きで、ウェブサイトEcoDecoてにて秀和レジデンスのコラムを連載。「いいビルの世界 東京ハンサムイースト」(大福書林)を共同執筆。
・Twitterアカウント:https://mobile.twitter.com/haco_8_5
・Instagramアカウント:https://instagram.com/lilycats25/
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▽「ホテルフクラシア晴海」概要
所在地:東京都中央区晴海3-8-1
公式サイト:https://www.maxpart.co.jp/harumi/
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「リーズナブル」というhacoさんの言葉を聞いて調べたところ、現在ホテルフクラシア晴海の宿泊代は朝食付で一人3800円から(サービス料込・消費税込)という破格値。あいにくコロナ禍の中ではあるが、ホテル建築にご興味があったり東京にご用のある方はぜひチェックしていただきたいオススメの宿だ。