たむけん挑む…大阪の激戦区で日韓グルメ対決!? 焼鍋肉で新店舗「食べたくなったでしょ」

山本 智行 山本 智行

 個性的な飲食店がそろう激戦区の大阪・天満にユニークな店がほぼ同時にオープンする。ひとつは、お笑い芸人・たむらけんじがプロデュースする「焼鍋肉たむら総本店」で焼肉と鍋が同時に楽しめる。長崎の1号店が人気になっており、大阪進出は初めて。24日のオープンには、たむけんはもちろん、ゲストとして俳優・竹内力も顔を出す。もうひとつは韓国屋台「ミスターチージュ」で、こちらは22日オープン。コリアン鍋とチーズが売りだ。

 「焼鍋肉たむら」は大阪を中心に手広く飲食店を営む芸人・たむらけんじの新ブランド。昨年9月27日に長崎市にオープンし、たちまち人気店となった。焼肉と鍋を一度に楽しめるのが特徴。たむけんは「食事の時間、特にだれかと食卓を囲む時間はとても大切です。僕が大好きな焼肉と鍋が一度に楽しめたらいいな、と思いついたのが、この焼鍋肉です」とPRに余念がない。

 焼鍋肉にぴったりの2段になった鍋も見つけたそうで「最初にタンやハラミなど焼肉をして、その焼肉で出たうま味がホルモン鍋に落ちて、出汁と溶け合う流れ。みなさん、食べたくなったでしょ?」と自信満々だった。

 店内は黒を基調にした落ち着いたデザイン。たむけんのトレードマークともなっており、正月などめでたい日に欠かせない“獅子舞”の獅子を各所に配置している。最大26人収容でき、6人掛けの完全個室が1室、その他にロールスクリーンで仕切られた6人席と4人席がそれぞれ2つずつある。

 看板メニューはたむけんのホルモン鍋、略して「たむほる」で1人前1950円(2人前から)。塩ハラミ(900円)、塩タン(1350円)でコース料理もあり、鍋の後にごはんを入れる「ポックンパ」(500円)がこれまた絶品だ。

 場所は天神橋商店街のコミカビルの2階。オープン当日の24日はたむけんはもちろん、よしもとの芸人も冷やかしに駆けつけるとのこと。さらに俳優・竹内力もゲストとして招かれている。また当日来店した人には、たむらのホルモン鍋(通称たむほる、2980円相当)がプレゼントされる。

 そして、もうひとつは同じビルの4階で22日オープンの「Mr.チージュ」だ。店名のチージュは韓国でチーズのこと。これからも分かるように韓国料理と女性に人気のチーズ料理を組み合わせているのが特徴。日韓関係が微妙な時期だけに気になったが、店側は「料理は別ですよ」と強気だった。

 店内は韓国の学生ドラマやK―POPのミュージックビデオを参考に教室をイメージ。「学ぶ、試す、食べる」を追求している。スタッフの女性の制服が体操着になっているのも特徴で、ピンク、イエロー、グリーン、ブルーの4色。背面には「チーズがチョアヨ」と大きくプリントされている。

 女性スタッフの1人は「ピンクが人気。続いてイエロー。青はドラえもんみたいなので敬遠されがち」と話し「私たちに会いに来てください」と話した。

 こちらは若者を意識しており、価格は抑えめ。ともに2時間飲み放題付きでチージュサムギョプサルコース(3000円)、チージュダッカルビコース(3500円)などがある。お勧めはキムチ鍋に鶏肉(タック)とチーズの入った「チージュキムタク」だ。チーズと言えば、ねずみの大好物。ねずみ年だけに、チュー目度も高そうだ。

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