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キケン!山岳遭難救助隊がトレッキングポール使用に注意喚起 透明カッパ、スニーカー、ヘッドライトなし…救助隊が見た「NG登山」とは

瀬戸 ゆきほ 瀬戸 ゆきほ

「【転ばぬ先の杖?】 登山の際にトレッキングポールは使用していますか?」

長野県警察山岳遭難救助隊の注意喚起が、SNSで話題だ。

同隊の公式アカウント(@NAGANO_P_M_R)は10月17日、Xでトレッキングポールの使い方について投稿。ポールは疲労の軽減やバランスの保持に有効だが、岩場や鎖場、急峻な登山道での使用は危険だとして、事前にザックに収納し、両手をフリーにして通過することが重要だと呼びかけた。

添えられた2枚の写真では、ポールの正しい使い方を紹介。岩場や急な斜面などでポールを使う登山者は「×」。ポールで両手がふさがると、バランスを崩したときに対応ができない。体重を預け過ぎると、転倒や滑落につながるとしている。ポールの使い方のほか、紅葉シーズンに気をつけたい装備について、同隊に話を聞いた。

――トレッキングポールの使い方について。

同隊:普段の山岳パトロールで、トレッキングポールの使い方が分かっていない登山者が多いと感じています。単純に、持ってきたから使っている、という方も多いのでは。

登山中のポールは、「登りは短く、下りは長く」調整するのが基本ですが、調整していない登山者も多いんです。岩場や鎖場などの危険な場所で、ポールを使っている登山者も見かけます。都度、パトロール中に直接指導しています。

――ポール以外にも気をつけたい装備や行動は?

同隊:次のような方が増えています。
・雨具や防寒着を携行していない
・雨具が登山用ではなく、透明のビニールカッパ
・ヘッドライトを持たず、日没で動けなくなる、またはスマホのライトで行動している
・登山に適していない靴(スニーカーやサンダルなど)を履いている
・短パンやジーパンなど、街歩きのスタイルで登っている

――安全な体勢は? 

同隊:ハシゴを登り降りするときと同じように、両足でしっかり地面を踏みしめ、片手で岩場や斜面で体を支える「三点支持」で登ってください。登山道に設置されている鎖やロープに全体重を預けて登り降りする登山者を見かけますが、鎖やロープは、あくまでも補助です。

――登山者にいちばん伝えたいことは?

同隊:これからの時期は日没が早くなり、朝晩の冷え込みが厳しくなります。日帰り登山でも、ヘッドライトと防寒着は必ず持っていってください。

   ◇   ◇

投稿には「道具は上手に使わないと」「安定した歩行技術や基礎的なバランス能力がまず大事」「そもそも杖なしで歩けないとヤバい」などの反響が寄せられた。

便利な道具も、使う場所と使い方を誤れば、滑落の原因になりかねない。登る前に装備と使い方を見直し、安全な紅葉の山歩きを楽しみたい。

▽長野県警察山岳遭難救助隊 X
https://x.com/NAGANO_P_M_R/status/2111201767568326950

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