育児の発見と楽しさ、そして時折大変さを、毎日欠かさず絵日記に書き残し、インスタグラムに投稿している漫画家の松本ひで吉さん（＠hidekiccan）さん。息子くんのぱるたんの誕生から「〇日目」というシンプルなタイトルでアップされる漫画に、共感や懐かしさを感じて癒される人が続出しています。松本さんにお話を聞きました。
今回ご紹介する漫画は「４８２日目」で、１歳4ヶ月くらいのぱるたんが描かれています。前日まで、ぱるたんは松本さんと一緒に、松本さんの実家に２週間帰っていました。そのためこの日は久しぶりの保育園。送っていった旦那さんから、「久しぶりすぎて（あずけたときに）泣いた」という報告を受けた松本さんは、少し悲しく思っていました。
「大丈夫。どうせ心配したのがバカらしくなるくらい元気」と思いつつも、お迎えの時間までちっとも落ち着きません。
お迎えに行ってみると、ぱるたんはご機嫌に過ごしていたようで、もう来たの？「早いじゃん」くらいの雰囲気で楽しそうに遊んでいました。ホッとしながら予想通りの結果を受け止める松本さん。
保育園の先生に、「おしゃべりが上手になりましたね」と言われます。たしかに急にしゃべりだしたぱるたんの言葉は、「ねんね」は「ナンネ」など独自の言葉が増えていっています。
ところが言葉を伝えられるようになったからこそ、要求の熱量がアップしているぱるたん。眠くなったのでしょうか、「ンダッコォ〜〜〜（抱っこ）」を連呼して両手を広げて大泣き。もちろん松本さんは抱っこしてあげるのですが、抱っこしても「ンダッコォ〜」と永遠に要求してくるぱるたん。「抱っこしてるよね」「今してるよね〜」と返しながら理不尽さを思う松本さんなのでした。
この漫画に、「抱っこしてるのに抱っことブチ切れられる理不尽さね😂よくある…。」と共感する皆さん。
「だっこ（してほしかったのー）
だっこ（って言ったら、すぐ）
だっこ（してよー！）
だっこ（さいこー）
だっこだっこだっこー」
こんなふうに、抱っこしてるのに要求する理由は、「抱っこ」それぞれに違う意味があるからでは？というコメントもありました。なるほど、そういうのもあるかもしれませんね。松本さんにお話を聞きました。
──ぱるたんが予想通り平気そうに遊んでる姿を見たときは、どんなことを思われましたか？
大変だなとはおもうのですが、やはり経験値を重ねてこちらも強くなってきているのを感じます。
──抱っこしているのに、抱っこ〜！！って泣くのはなぜなんでしょうね。理不尽に感じながらも、寝顔を見たら癒されちゃう感じでしょうか。
その時の体力の残り具合にもよります。こちらに余裕がなければ「キーッ」となってしまうので、よく寝てよく食べて自分に余裕をもたせなければなと思います。
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