若者を中心に流行中の白湯(さゆ)。
期待できる効果は幅広く、内臓を温め消化作用を促進させることから便秘解消やダイエット。血流が良くなることにより、免疫力向上や肌トラブルの解消、リラックス効果まで。
2023年、アサヒ飲料から発売された「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」が自動販売機で購入できることも相まって大ヒット。白湯専用マグカップや保温ポットにも人気が広がり、一時のブームに留まらず手軽な健康法として根付きつつあります。
ただ、お湯を飲むだけで健康と美が手に入るなら最高!と思いきや、お湯=白湯ではなく、ウォーターサーバーや電子レンジで温めたお湯では、せっかくの効果が発揮できないとのこと。意外と奥が深い「白湯」の正しい作り方とはどういったものなのでしょうか?
【白湯の作り方】
(1)水を用意し、お湯を沸かす。やかんや鍋を使って水を火にかけ、中火から強火で沸騰させます。後の工程に備えて、飲む量より少し多め沸かすのがコツ。
(2)沸騰しても、10分間は火を弱めて沸騰させ続けます。ここが、普通のお湯と白湯の分かれ目に。この工程でカルキやトリハロメタンなどの不純物が無くなり、水の性質が変化。体に優しく、まろやかな白湯になります。
(3)飲みやすい温度(50〜60℃程度)まで冷ます。熱すぎると胃に負担がかかるため、少し冷ました状態でゆっくり飲むことが大切。
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飲むタイミングは、朝起きてすぐがベスト。さらに、毎日の習慣として長く続けるのが大切ということです。
しかし慌ただしい朝、三日坊主で終わってしまう人が続出しているのも事実。タイマー付きで、朝起きてすぐ白湯が飲める白湯メーカー「温活 Zen」を販売する、三ツ谷電機の三ツ谷大さんにお話を聞きました。
――実際に体調や体質が変わるのでしょうか?
三ツ谷:医師のアドバイスで白湯を習慣にしたら、長年悩まされた便秘が1週間ほどで解消されたという30代の女性の声や、仕事のストレスで夜中何度も目が覚めてしまう50代男性が、白湯のリラックス効果で深く眠れるようになったという声が届いています。白湯のパワーに驚いています。
――より広い層に普及して欲しいですね。
三ツ谷:まだまだ正しい作り方の「本当の白湯」をご存じない方が多いので、まずはその認知を上げていきたいですね。温活・腸活をもっと簡単に、初めての方でも簡単にチャレンジできるようにし、腸内環境や体調不良でお悩みの方の助けになりたい。白湯生活で心も身体も充実した毎日を送ってもらいたいと考えています。
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温活 ZenについてSNSでは「朝、白湯を沸かしてる時間も気力が無いから助かる」「これなら続けられるかも」「本物の白湯って美味しいからな…」などの声が上がっています。風邪やインフルエンザが流行する季節にむけて、白湯を飲む習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。