「ブロッコリー泥棒で捕まった猫..」というつぶやきと共に、１枚の写真をツイッターに投稿した、あんずとかぼすブリティッシュ（生後５ヶ月）さん（@british_nekocha）。
そこに写っていたのは、美味しそうなブロッコリーをくわえたまま、飼い主さんに確保された猫ちゃんの姿！
ゆでたブロッコリーは猫が食べても大丈夫な食材です。とはいえ、盗み食いはルール違反。可愛すぎるブロッコリー泥棒について、飼い主さんにお話を聞きました。
絶対に離さないという執念のお顔に爆笑
「つ、つい出来心で」「多分反省してるので許してあげて下さいw」と、その心の声を代弁するリプライも寄せられていた犯ニャンの名前は、あんずちゃん。くりっとした可愛いお目めとグレーの毛並みが美しい、生後５カ月になるブリティッシュショートヘアの女の子です。
「捕まっても目はまだ諦めていないですね」「絶対に離さないというお顔」と、あんずちゃんの強い視線を分析する声のほか、リプ欄には、「うちの猫もテーブルから茹でたブロッコリー勝手に食べていました」「うちもブロッコリーやられます」という、猫飼いさんたちからのリアルな声も殺到。どうやら、適量かつ加熱したものであれば、猫に与えても問題のない食材である「ブロッコリー」を好きな猫ちゃんは結構多いようです。
「ネコちゃんあるあるデスね！」という声も寄せられていたブロッコリー泥棒事件について、飼い主さんにお話を伺いました。
ーーどんなタイミングでこの状況に気づかれたのですか？
「飼い主が晩ごはんを食べていたところ、少し目を離した隙にブロッコリーを盗られていました。通常はもう１匹の妹分、かぼすの方が狙いに来るため、隙を突かれました…。ブロッコリーを口にくわえて走り去ろうとしたため、追いかけて現行犯逮捕しました」
ーー固定ツイートによると、あんずちゃんは「逃げ足×」「ドジ」とのこと。やはりそれが原因で現行犯確保されたのでしょうか？
「はい。かぼすと比べてあんずの方が逃げ足が遅いので、捕まえるのが容易です」
ーーあんずちゃんもかぼすちゃんもまだ生後５カ月の子猫。いろんなものに興味津々のいたずら盛りなんですね。
「あんずは最近、ハンガーラックのてっぺんまで登れるようになりました。人の食べ物に先に興味を持ち始めたのはかぼすなのですが、ここ１カ月ほどはあんずも狙ってくるようになりました。かぼすはプリンタルトやバームクーヘンといった女の子らしいチョイスのものを狙ってくるのですが、あんずはブロッコリー、長芋、ヤガイのカルパスといった、渋めなチョイスです」
ーーなんと（笑）。２匹は血の繋がった姉妹猫なのですか？
「実の姉妹ではありませんが、生まれた日がたまたま全く同じなんです。あんずは、ブリティッシュショートヘアのセミロングというタイプなのですが、血統書上はブリティッシュショートヘアと記載があります。かぼすは平気ですが、あんずは目薬が嫌いで、目薬を見るとギュッと目を瞑って開けてくれなくなります。スマホや鏡など、光るものを見ると必ずクラッキングをして追いかけ回しています。食べるのが遅いところも可愛いですね。
かぼすは大きい音にも動じず、それに対して敏感に反応するあんずを冷めた目で見ていたり、毎朝布団の上に乗ってゴロゴロ鳴いて起こしてくれます。キャットフードは適量しっかり与えているのですが、食べ終わった直後でも食べ物への執着がすごく、食べる速度もあんずの２倍の速度でガツガツと食べるところも可愛いです」
ーーリプ欄には、同じく現行犯確保された猫ちゃん写真も多数寄せられましたね。
「泥棒仲間がたくさんいて、どの猫ちゃんもとても可愛くホッコリした気持ちになりました。衝撃的だったのは、大量のソーメンをくわえた猫ちゃんの写真でした」
ーーブロッコリー泥棒を現行犯確保された後、犯ニャンのあんずちゃんはどうなったのでしょうか？
「捕まった後、３０秒ほどはブロッコリーをくわえたままでしたが、ダメだよと教えたら、観念して離してくれました。ただ、５秒後には再び犯行を試みていました…」
◇ ◇
あんずちゃんがくわえていた程度の量であれば、ブロッコリーは猫に与えても問題ありません。しかし、今回は人間用に調理されたものだったため、飼い主さんにより即座に確保→ブロッコリーを撤収された、あんずちゃん。
今後の対策として、「彼女と私で分業して、あんずとかぼすを１人１匹ずつマークして再犯防止に努めます」と、飼い主さん。何にでも興味津々の子猫の盗み食い対策、猫飼いの皆さんはどんな工夫をされていますか？
■あんずとかぼす/ブリティッシュ(生後5ヶ月)さんのTwitterアカウント
