4月は年度始めで何かとバタバタする時期。忙しい時はなかなか料理にもゆっくり手をかけられないものですよね。そんな時に便利なのが『お刺身』。わさびや生姜などの薬味と醤油さえあれば美味しく食べられるので共働き家族にも優しい日本料理のひとつです。
ただ、あまり日持ちしないためせっかくスーパーで特売されていてもまとめ買いできないところが残念なところ。そこで今回はお刺身を難しい手順なしで簡単に長持ちさせる2種類の作り置きレシピ(サーモンユッケ、漬けカツオ)をご紹介します。
知っていると便利。お刺身の作り置きレシピ♪
絶品ダレをパパッと混ぜるだけ♪『サーモンユッケ』
最初にピリッと美味しい、『サーモンユッケ』のレシピをご紹介します。そのまま食べるのはもちろん、丼ものや生春巻きなどのメニューにアレンジしても美味しいですよ。
〜サーモンユッケの作り方(2人前)〜
<材料>
・サーモン(刺身用) 200g
・卵黄 1個
・万能ねぎ 2本
・醤油 大さじ2
・料理酒、砂糖 大さじ1
・ごま油 小さじ2
・豆板醤 小さじ1
・炒りごま 適量
<作り方>
(1)サーモンは2cm角に、万能ねぎは小口切りにします。
(2)ボウルに1のサーモンと醤油・料理酒・砂糖・ごま油・豆板醤を和えます。
(3)器に盛り付け、1の万能ねぎと炒りごまを散らし、食べる直前に卵黄をトッピングしたら完成です。
【サーモンに含まれる栄養素について】
サーモンには抗酸化成分の『アスタキサンチン』がたっぷり!アスタキサンチンを摂取することで活性酸素の発生を抑え、細胞膜の酸化を防ぐことができると言われています。
【参照】
赤いパワー アスタキサンチン(富士フィルム からだサイエンスラボ)
筋肉痛を抑え運動能力を向上(富士フィルム からだサイエンスラボ)
トッピングの卵黄に絡めながらお召し上がり下さい。
にんにく香る。『漬けカツオ』
3~5月にかけて旬を迎えるカツオ。他の魚介類に比べると傷みやすいため表面をこんがり炙った『カツオのたたき』として食べられることが多いですが、当レシピのように醤油ダレに漬けることで日持ちさせることが可能です。
〜漬けカツオの作り方(2人前)〜
<材料>
・カツオ(刺身用) 200g
・醤油 大さじ3
・みりん 大さじ2
・料理酒 大さじ1
・おろしにんにく 小さじ2
・刻みのり、貝割れ 適量
<作り方>
(1)鍋に醤油・みりん・料理酒を加え、ひと煮立ちさせてアルコールを飛ばしたら火を止めます。
(2)1におろしニンニクを加えて混ぜ合わせます。完全に冷めたらボウルに移しましょう。
(3)2のボウルに薄いそぎ切りにしたカツオを加え、ラップをかけて一晩寝かせましょう。
(4)3を器に盛り付け、食べる直前に刻みのりと貝割れを乗せて完成です。
【カツオに含まれる栄養素について】
カツオは高タンパク質&低脂質でダイエット中に嬉しい食材の一つ。また、鉄分やカリウム、マグネシウムなどのミネラル類もバランス良く含まれています。
【参照】
macaroni
食品成分データベース
ご飯が思わず進むこと間違いなし。
醤油とごま油に秘められた保存力について注目!
サーモンユッケと漬けカツオに使用した調味料『醤油』には適度なアルコールや塩分が含まれていることから、食中毒の原因となる大腸菌を死滅させる効果が期待できるんだとか。その為、肉や魚などの生鮮食品も醤油で濃く味付けすることで保存がきくようになると言われています。
また、サーモンユッケに使用したごま油自体にも天然の酸化防止剤と言われている『ビタミンE』が豊富に含まれているため、作り置きレシピにはもってこいの食用油。ごま油は食用油の中でも酸化しにくい油ではありますが、開封後はしっかり蓋をして出来るだけ早めに使い切るようにしましょう。保存する際は直射日光が当たらない冷暗所に収納することをおすすめします。
【参照】
キッコーマン
かわしま屋のWebメディア
お醤油は古くから伝わる日本独自のスーパーフード。
サーモンユッケと漬けカツオはどちらも冷蔵庫で4日程度保存可能です。お酒とも相性抜群のレシピですので、是非素敵な夜を楽しんで下さいね。
美味しい魚料理を食べて食卓に笑顔の花を咲かせよう。