1か月 全国的に高温傾向 特に5月後半は「かなりの高温」 梅雨入り前から大雨注意

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今日9日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。気温は全国的に平年より高い見込み。さらに九州~北海道にかけて「高温に関する早期天候情報」も発表され、5月15日頃から「かなりの高温」予想。本格的な熱中症対策を。東日本中心に平年より降水量多く、梅雨入り前から大雨注意。

全国的にどの期間も「高温」予想

今日9日(木)、気象庁はこの先の1か月予報(5月11日~6月10日)を発表しました。
この先1か月も暖かな空気が流れ込みやすい状態が続く見込みです。このため、気温は全国的に平年より高くなるでしょう。

1か月を通して、全国的にどの期間も気温が平年より高い予想となっていて、高い確率で「本格的に暑くなる」予想です。

特に5月後半は「かなりの高温」予想 熱中症に警戒

今日9日(木)、気象庁は沖縄・奄美を除き、九州~北海道にかけての広い範囲を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
九州から北海道にかけては、5月15日(水)頃から、この時期としては「かなりの高温」となる見込みです。連日、最高気温が25℃以上の夏日となったり、中には30℃以上の真夏日になる日が続く所もあるでしょう。

2週間天気では、来週半ば以降は、東京や名古屋、大阪、広島、高知、福岡など予想最高気温が28℃~30℃くらいの暑さが長く続く見込みです。
まだ、体が暑さに慣れていないため、特に、暑さに弱いお年寄りやお子さんは熱中症にかかりやすくなる可能性があります。万全な熱中症対策を行い、こまめに水分補給を促すなど声を掛けるように気を配りましょう。また、健康な方でも自分は大丈夫だと過信せずに暑さ対策を行いましょう。

※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

降水量多め 特に東海や関東など梅雨入り前から大雨注意

この先1か月は、日本の東の高気圧が強く、東、西日本を中心に高気圧の縁辺を回る湿った空気の影響を受けやすくなりそうです。このため、まとまった雨となる時期がある見込みです。また、北日本を中心に低気圧や前線の影響を受けやすい時期があるでしょう。

降水量は、西日本と北日本は平年並みか多く、東日本は平年よりも多い見込みです。
近い所では12日(日)~14日(火)は、全国的に雨風が強まり、東日本の太平洋側で「警報級の大雨」となる所があるでしょう。
梅雨入り前から大雨になる日が増えてきそうです。雨が予想される日は、強まるピークの時間帯やいつまで続くのかなど最新情報を確認してください。

沖縄・奄美地方の降水量は平年並みでしょう。
そろそろ沖縄・奄美地方では梅雨入りの時期が近づいてきました。しばらくは前線が沖縄付近に停滞する予想ではないため、ことしの梅雨入りは平年に比べて遅れる可能性が高くなっています。(梅雨入り平年日 沖縄地方:5月10日頃、奄美地方:5月12日頃)
ただ、来週後半は雨の降る日が続く見込みです。雨の対策は本格的に進めておきましょう。

日照時間は、全国的に平年並みの所が多いですが、東日本太平洋側では平年並みか平年よりやや少ないでしょう。5月の清々しい晴天が、貴重になるかもしれません。

【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】奄美地方・沖縄地方

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